ものづくり補助金平成24年度福島県

納豆部門の復活・発展(商品開発から製造・販売まで)により、ニッチトップを目指す

有限会社カミノ製作所

この事例のポイント

  • 原発事故で納豆の製造を休止しており、機械・設備を丸ごと移転させる費用負担が大きく、大豆の発酵に関わる拡散への懸念も残っていた。
  • 避難区域の再編を経て、川俣町山木屋にある自社工場で納豆製造を再開するための準備を進めた。
  • クリーンルームの新設により、食の安心・安全を確保できる環境で納豆の製造を再開する。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社カミノ製作所
所在地福島県 福島市
業種金属製品製造業
技術分野金型

事業の背景

本業は自動車メーカーへスプリング部材を供給するなど、半世紀近い歴史を持つ金属加工業である。健康志向の高まりを背景に「食」の分野へ参入し、1998年から納豆の製造を始めた。原発事故で納豆製造は休止し、再開を望む顧客の声が県内外から寄せられていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力原発事故で納豆の製造を休止しており、機械・設備を丸ごと移転させる費用負担が大きく、大豆の発酵に関わる拡散への懸念も残っていた。
  • 販路・情報発信価格競争に巻き込まれないよう、独自性のある商品で販路を広げる必要があった。
  • 新製品・新技術健康志向の高まりに応える新商品の開発が求められていた。

やったこと

避難区域の再編を経て、川俣町山木屋にある自社工場で納豆製造を再開するための準備を進めた。操業再開に向けて165平方メートルのクリーンルームを新設し、入室前にエアシャワーを使って放射性物質の持ち込みを防ぐ安全管理を徹底する体制をとった。原料には化学肥料を使わず北海道・帯広で育てられた大豆を用い、ほどよい歯ごたえの商品を目指した。販路は、福島市の拠点で流通・販売を担う「こだわりや本舗」を通じて首都圏にも広げる計画とした。

新しい製品・サービス:「こだわり納豆」(北海道・帯広産の化学肥料不使用大豆を使用)と、健康志向に応える新商品

事業の効果

クリーンルームの新設により、食の安心・安全を確保できる環境で納豆の製造を再開する。好評だった商品に加え、健康志向に応える新商品を開発して販路を広げる。首都圏など大消費地での販売体制を整え、ネットショップの集客力も高める。

今後の展望

首都圏など大消費地での販売体制を整え、ネットショップの集客力を高めるとともに、ニーズを先取りした研究開発を進める。

業種と困りごとが近い成果事例

福島県平成24年度

酒粕を活用したプレミアム料理酒の開発

日本酒製造の副産物である酒粕を圧搾する際にアルコール分を極限まで除き、そこに含まれる旨味成分を溶け込ませて濃縮タイプの料理酒を開発した。

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。