ものづくり補助金平成27年度製造業秋田県

IoT活用型最新設備による加工技術、高効率化、工程集約の確立

株式会社吉原鉄工

成果加工時間 100%→50%

この事例のポイント

  • 従来機ではプラズマ切断時に磁気吹きが発生し、切断面の湾曲や傾き、溝の発生により切断面の粗さが悪化していた。
  • 最新のIoT活用型高性能ツイスター加工機を導入した。
  • 加工時間 100%→50%。自動プログラミングによる調整で磁気吹きが大幅に減少し、切断速度の向上と加工精度の大幅な向上が実現した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社吉原鉄工
所在地秋田県 大館市
業種金属製品製造業
技術分野機械制御,精密加工,製造環境
従業員数25人
資本金1,000万円
設立1968年

事業の背景

株式会社吉原鉄工は昭和43年の創業以来、建設機械・産業機械のブラントの製缶および設計施工、レーザー加工板金を手掛けている。ゼネコンやプラントメーカーを主要取引先とし、重厚長大な構造物を製作している。屋外長期使用に耐える高い精度と品質が求められている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度従来機ではプラズマ切断時に磁気吹きが発生し、切断面の湾曲や傾き、溝の発生により切断面の粗さが悪化していた。
  • 生産能力磁気吹き対策として切断速度を遅らせてきたため、生産性が低下していた。
  • コスト・採算切断不良により溶接や曲げなどの補修が必要となり、余分な後工程が発生していた。
  • 生産能力従来機では一般鋼材で板厚36mm、ステンレス鋼で20mmまでの切断が最大で、超える場合は外注加工に頼っていたため、コストと納期に課題があった。
  • 人手・技能作業者の技術や経験に負担が偏り、人為的なミスが頻発していた。

やったこと

最新のIoT活用型高性能ツイスター加工機を導入した。CAD・CAM連動により設計から加工まで効率化を図り、前加工から穴・溝などの後工程までの一貫生産体制を確立した。IoT活用により進捗や稼働状況、メンテナンス管理を容易にし、不具合を感知すると部品手配や修理を迅速に行えるようにした。導入にあたっては、メーカーや秋田職業能力開発短期大学校からアドバイスを受けた。

  • 加工機IoT活用型高性能ツイスター加工機
  • ソフトCAD・CAM連動システム

事業の効果

  • 加工時間 100%→50%

自動プログラミングによる調整で磁気吹きが大幅に減少し、切断速度の向上と加工精度の大幅な向上が実現した。鋼板の素材や厚さにも柔軟に対応できるようになった。前加工と後加工を集約し一貫生産体制を確立したことで生産性が大幅に向上した。作業負担が軽減し、人為的ミスも大幅に減少した。立体的な穴・溝の加工や角パイプ、H形鋼など従来設備では難しかった形状の加工も可能となった。

今後の展望

土木工事向けプラント需要が見込まれ、ステンレスを使ったコンテナなど食品向けの受注も増加している。一品一様に対応してきたノウハウと技術力を活かし、業種や用途に関わらず挑戦を続けて事業の維持・拡大を図る方針である。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。