回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社島津鈑金製作所
| 事業者名 | 株式会社島津鈑金製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 山形県 高畠町 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 47人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1983年 |
当社の主要製品は工業製品の製造・検査・物流などで使われる産業機械装置である。産業機械装置の多くは、装置重量を支える骨格として形鋼フレームを使用する。形鋼フレームは切断、穴あけ、切欠きを行ったうえで溶接により組み立てる製缶加工で作られるが、これを外注に頼っていた。
抱えていた課題
やったこと
本事業で3次元レーザー加工機を導入し、形鋼フレームの製造工程を変革するための新工法「形鋼プラモデル工法」を構築した。ソフト面では三面図(2次元)を3次元モデルにし、ハード面では切断、穴あけ、切欠きをレーザー加工で行う体制にした。3次元モデルからカットリストを即時に出力し、必要な材料の種類と寸法を確認できるようにした。レーザー加工機1台で切断と穴あけ、切欠きを1度に行えるようにし、複雑な形状の切断も可能にした。材料には組合せ用の構造を加工し、溶接箇所を明確にした。
設計から加工準備までの工程では、3次元の立体図で構造や材料の配置が一目で分かるようになり、カットリストを即時に出力できるため人的ミスを防げるようになった。切断と穴あけは1台のレーザー加工機で1度に行えるため、加工機の付け替えが不要になった。組立・溶接では溶接箇所が明確になり、溶接時間が短縮され溶接ひずみも減少した。設計から組立、溶接までの時間が短縮され、人的スキルに頼る作業やミスも解消され、形鋼プラモデル工法が確立された。
形鋼フレームは多くの産業機械装置に必要とされ、高剛性、高品質、短納期で作れる産業機械フレームへのニーズは大きく、潜在的な市場があると見込まれる。新工法の確立により既存顧客に対して大きな優位性を得た。今後はプラント・配管設備、省力化機器・自動機器、軽量建築・装飾金物、小型電気自動車・競技用車いすなどを新市場として開拓し、売上の拡大を図る。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。
効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった