ものづくり補助金平成24年度茨城県

多目的型産業用インクジェットコントローラ試作品の開発

株式会社ジェネシス

この事例のポイント

  • 制御基板は1枚で1機種に対応する作りが一般的で、ヘッドを変更すると基板とソフトの書き直しが必要になり、時間と費用がかかっていた。
  • 異なるメーカーや型式のインクジェットヘッドに対応でき、複数の基板が同期して制御できる制御基板と、それに組み込むソフトウエアを開発した。
  • 複数メーカーのインクジェットヘッドに対応する制御基板とソフトウエアにより、ヘッド変更時の基板やソフトの書き直しが不要になり、開発期間が短縮された。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ジェネシス
所在地茨城県 那珂市
業種電子部品・デバイス・電子回路製造業
技術分野組込みソフトウェア
従業員数16人
資本金1,000万円

事業の背景

同社は計測制御の分野で、回路設計やソフトの受託開発、産業用インクジェット装置の設計・販売、組み込み用制御基板の設計・販売を行っている。工場を持たないファブレスメーカーで、設計したものを外部に製造委託し、調整検査して出荷している。1999年ごろからインクジェットヘッドの検査装置の開発・製作を行い、10年ほど前からインクジェット装置とヘッドの制御基板を開発・販売するようになった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • コスト・採算制御基板は1枚で1機種に対応する作りが一般的で、ヘッドを変更すると基板とソフトの書き直しが必要になり、時間と費用がかかっていた。
  • コスト・採算印刷ヘッドのメーカーや型式を変えると一からやり直しになり、小規模な会社では開発費の負担が大きくなっていた。

やったこと

異なるメーカーや型式のインクジェットヘッドに対応でき、複数の基板が同期して制御できる制御基板と、それに組み込むソフトウエアを開発した。ヘッドはメーカー型式により使用方法や指令方法が異なるが、その差を吸収する仕組みにより、ユーザー側から見た使用方法は同一のままにできた。試作基板を用いてクッキーに可食性インクを多色印刷したところ欠点なく印刷でき、錠剤への印刷でも正常に制御できた。量産に対応できる印刷速度が得られる見通しも立った。さらに、複数のヘッドによる同期制御が必要な高速バーコード印刷でも問題なく動作することを確認した。

新しい製品・サービス:多目的型産業用インクジェットコントローラ(試作品)

事業の効果

複数メーカーのインクジェットヘッドに対応する制御基板とソフトウエアにより、ヘッド変更時の基板やソフトの書き直しが不要になり、開発期間が短縮された。複数基板の量産が可能になったことでコスト低減が期待でき、ユーザーにとってもアプリケーション開発期間の短縮と開発コストの低減というメリットが生まれた。非平面への印刷を行う産業用インクジェット応用装置メーカーを主なターゲットに、組み込み用インクジェットコントローラ市場への販路拡大を目指している。

今後の展望

今後も従来の概念にとらわれない市場および分野への計測制御技術の応用を進めていきたいとしている。

事業者の声

規模は大きくなくてもいいから、他にないものを開発し、付加価値の高いもので差別化を図りたい

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。