価格競争力強化のための、新型自動塗装装置の導入による塗装技術の高度化と生産プロセスの見直し
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
金子メディックス株式会社
成果年間生産本数 500万本→1,000万本
| 事業者名 | 金子メディックス株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 栃木県 那須塩原市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 168人 |
| 資本金 | 9,500万円 |
| 設立 | 1972年 |
同社は医療用注射針の製造を手がけ、OEMとして医療用具メーカーに供給している。国内のほか海外(欧米及び中国)の医療用具メーカーが主な取引先である。穴付留置針は毎月500万本前後を生産していた。
抱えていた課題
やったこと
注射針穴あけ加工用のELID装置を導入し、2013年10月半ばから12月末にかけて最適加工条件を探索した。CBN砥石を用い、切り込み量は500umを確保し、送り速度は5mm/minから100mm/minの範囲で変えて試した。生産性を考慮して50mm/minから100mm/minで試したところバリの発生に大きな差はなく、80mm/min以上で妥当な生産性が得られた。2014年1月半ばから3月上旬にかけて、平面研削盤に新規購入した専用ジグを取り付けて実証実験を行い、バリが小さく抑えられ、様々な注射針への穴加工が可能であることを確認した。さらに2013年9月から2014年1月末まで六価クロムイオン濃度を測定し、5ppm以下で六価クロムの発生はほとんどないことを確認した。
新しい製品・サービス:ELID研削法による注射針の穴あけ加工技術
ELID研削法による穴加工により、六価クロムの発生はほとんどなく、廃液処理コストの削減に貢献できることが確認された。実証実験では、バリの発生が小さく抑えられ、様々な注射針への穴加工が実現できた。加工サイクルタイムを7分以内とすれば、24Gの針で1日42,000本、年間約1,100万本の生産が可能になると見込んでいる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
六価クロム廃液処理費の増大という課題を起点に、2013年から実証を重ね、穴付留置針の月500万本生産を前提に事業化を計画している。
六価クロムを発生させない点や欧米・中国メーカーを市場と想定する記述はあるが、競争優位性を裏付ける比較データは示されていない。
廃液コストの課題を明示し、ELID加工で六価クロムをほぼ発生させないと確認した上で、針単価の1/2程度を穴加工費とする見込みを示している。
年間1,100万本、5年内に1,000万本生産という数量目標はあるが、付加価値額や賃上げに関する目標値は示されていない。
従業員168名、設立1972年といった会社の規模は書かれているが、補助事業を担う人員や事務体制の具体的な記述は少ない。
医療用注射針のOEM先メーカーを顧客とし、穴付留置針市場を対象とする点、顧客の変更受諾を前提にする点が具体的に書かれている。
2014年度の安定生産、2015年度の試作と4M変更・バリデーション、2015年半ば以降の顧客展開と時期を分けたスケジュールが示されている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
注射針の穴あけでバリ発生を抑える加工法に絞っているが、分野の普及度や高水準の高価格化を示す記述は限定的である。
特定有害産業廃棄物の基準5ppm以下を確認しており環境面の意義は読み取れるが、雇用や波及効果への言及はない。
廃液コスト削減に貢献と記載されているが、補助金額に対する付加価値増加や費用対効果の数値は示されていない。
ELIDという新しい研削法の活用はうかがえるが、デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
医療用具分野での新加工方式の導入がうかがえるが、日本経済の構造転換に資するという記述はない。
地域の特性を活かした付加価値や雇用創出については、公開されている事例からは読み取れません。
2014年度は安定生産の実現と現行加工法とのサイクルタイム比較を行い、2015年度は試作品を作成して顧客と協議のうえ変更手続きと品質確認を進める。2015年半ば以降に1社との変更が実現すれば他の顧客にも案内し、顧客の要望を受けて台数の増設を検討する。穴加工費は針単価の1/2程度を見込み、従来加工と同コストでの実現を目指す。
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
トランケーション総形電着砥石の技術を開発するため、デジタルマイクロスコープを導入した。
これまで廃棄していた砂を回収し、今回導入した再生装置で砂のまわりと表面を綺麗にして再利用できるようにした。