ものづくり補助金平成24年度群馬県

冷凍空調技術の高度化によるイチゴ大福の通年製造プロセスの確立

株式会社武蔵製菓

成果国産イチゴの保存期間を通常より平均4〜6倍に伸ばし、最大10週間保存できるようになった。

この事例のポイント

  • 国産イチゴは鮮度の劣化が早く、イチゴ大福を製造できる時期が限られていた。
  • 小型の高圧静電場式冷蔵設備を二基導入し、既存の一基と合わせて三基を試作試験に使用した。
  • 国産イチゴの保存期間を通常より平均4〜6倍に伸ばし、最大10週間保存できるようになった。高圧静電場式冷蔵技術により、国産イチゴを鮮度よく通常より4〜6倍の期間、最大10週間保存できる方法が確立した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社武蔵製菓
所在地群馬県 立川市
業種食料品製造業
技術分野溶射・蒸着
従業員数79人
資本金1,500万円
設立1981年

事業の背景

株式会社武蔵製菓は和菓子製造業で、イチゴ大福を主力製品としている。イチゴは鮮度の劣化が早く、国産イチゴで製造できる時期が限られていた。イチゴ大福の売り上げ規模は1億円未満である(平成24年度実績)。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力国産イチゴは鮮度の劣化が早く、イチゴ大福を製造できる時期が限られていた。
  • 生産能力イチゴが確保できないため、イチゴ大福の製造は10月から5月の期間のみで、6月から9月の4か月間は製造できなかった。

やったこと

小型の高圧静電場式冷蔵設備を二基導入し、既存の一基と合わせて三基を試作試験に使用した。高圧静電場式冷蔵庫を設計・施工し、温度・静電圧・静電容量及び庫内温度分布などの条件を検討した。温度・電圧・静電容量を変えて保管試験を行い、氷温(-1℃)でも庫内で凍らないことを確認した。総合判断として、イチゴの長期保存に最も良い条件は-1℃、5,000Vであることが明らかになった。温度センサーの取り付け位置が温度制御に影響することが分かったため、試験終了後に温度制御部分を見直して改善した。冷蔵保存したイチゴ大福やイチゴについて物性及び微生物検査による衛生面の品質評価を行った。

  • 加工機高圧静電場式冷蔵設備小型

新しい製品・サービス:国産イチゴを長期保存する高圧静電場式冷蔵技術を応用し、イチゴ大福の通年製造を可能にした。試作品の開発により、これまで製造できなかった時期でもイナゴ(イチゴ)大福が製造できるようになった。

事業の効果

  • 国産イチゴの保存期間を通常より平均4〜6倍に伸ばし、最大10週間保存できるようになった。
  • イチゴ大福の製造期間 10か月→12か月

高圧静電場式冷蔵技術により、国産イチゴを鮮度よく通常より4〜6倍の期間、最大10週間保存できる方法が確立した。これにより国産イチゴを用いたイチゴ大福の通年製造と販売が可能となった。イチゴ大福の売り上げ拡大が見込まれる。保存技術は高級柑橘類など他の農産物にも応用でき、新分野への進出も期待される。

今後の展望

本補助事業で確立した国産イチゴの長期保存技術を応用し、一年を通してイチゴ大福を製造・販売して売り上げを拡大する。この技術はイチゴ以外の農産物にも応用でき、6次産業で新たな分野への進出も期待される。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。