ものづくり補助金平成24年度群馬県

特殊樹脂と特殊鋼材への高精度な微細加工手法の開発と実用化

システムセイコー株式会社

成果平面度 5μm→5μm

この事例のポイント

  • 当社の設備では10μmの精度が切削加工の限界で、研磨も必要だった。
  • マシニングセンターを導入し、研削を行わず切削加工のみで寸法値と表面粗さを同等にできるよう研究・開発した。
  • 平面度 5μm→5μm。切削加工のみで平面度5μm以下の高精度な微細加工を実現し、研磨工程を不要にした。

事業者のプロフィール

事業者名システムセイコー株式会社
所在地群馬県 群馬県高崎市
業種金属製品製造業
技術分野切削加工
従業員数44人
資本金1,000万円

事業の背景

当社は半導体・電子部品の製造工程で使われる特殊樹脂や金属の精密加工部品を手がけ、加工手順や段取りを工夫して高精度に仕上げてきた。売上の柱はパソコン、携帯電話、液晶テレビ分野で、これらは小型化・高機能化が進み、部品の微細化と高精度化が求められている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力当社の設備では10μmの精度が切削加工の限界で、研磨も必要だった。
  • 品質・精度顧客から、特殊樹脂及び特殊鋼材へのより高精度な微細加工が求められていた。
  • 人手・技能製品の固定が作業者の力加減に左右され、所定の位置がずれていた。
  • 新製品・新技術特殊樹脂は加工後に変形が起きやすく、刃物の回転数や加工手順を試行錯誤しながら加工していた。

やったこと

マシニングセンターを導入し、研削を行わず切削加工のみで寸法値と表面粗さを同等にできるよう研究・開発した。製品を固定する従来の方式を改め、真空吸着方式の加工用クランプ治具を開発し、作業者の経験や能力に左右されないようにした。テーパ部の加工では、市販のボールエンドミルを成形研削して適切な形状の刃物を製作し、表面粗さと精度の向上を図った。

  • 加工機マシニングセンター
  • 金型真空吸着方式の加工用クランプ治具
  • その他テーパ部分加工用成形刃物

新しい製品・サービス:特殊樹脂及び特殊鋼材への5μm以下の高精度な切削加工手法

事業の効果

  • 平面度 5μm→5μm
  • 段取り時間 100%→44%
  • 表面粗さ(Ra) 0.779μm→0.473μm
  • 真直度 0.0265mm→0.015mm

切削加工のみで平面度5μm以下の高精度な微細加工を実現し、研磨工程を不要にした。真空吸着クランプ治具により段取り時間が約56%縮小し、板厚精度も安定した。テーパ部では表面粗さと段差の真直度が向上した。今後は既存顧客の売上を20%向上させ、医療関連や海外を含む新規顧客を開拓する。

今後の展望

既存の顧客売上を20%向上させ、医療関連の新規顧客を獲得するとともに、海外拠点を含む取引のない事業所や関連会社、半導体・電子部品分野の新規顧客を開拓して市場獲得を目指す。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。