ものづくり補助金平成24年度神奈川県

板金専門工場から塗装・組立を含めた一貫生産ラインの確立

株式会社野口製作所

成果加工時間が最低でも3割削減

この事例のポイント

  • 板金加工の後工程である塗装・組立の設備がなく、最終製品まで作れる一貫生産ラインを新たに作る必要があった。
  • 板金加工の後工程である塗装、組立の生産設備を平成24年に導入した。
  • 加工時間が最低でも3割削減。1台で様々な加工ができ、搬出作業も自動化されたため、材料の切り離しや機械間の移動、調整の時間が減り、加工時間が最低3割…

事業者のプロフィール

事業者名株式会社野口製作所
所在地神奈川県 綾瀬市
業種はん用機械器具製造業
技術分野金属プレス加工
従業員数28人
資本金4,000万円
設立1964年

事業の背景

株式会社野口製作所は、神奈川県綾瀬工業団地で精密板金加工を得意とする会社である。かつては国内大手メーカーのパソコン、通信機器用部品の製造が主であった。顧客の横浜の工場が閉鎖されることになり、製品製造の最終段階までを打診されたことが補助事業のきっかけとなった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力板金加工の後工程である塗装・組立の設備がなく、最終製品まで作れる一貫生産ラインを新たに作る必要があった。
  • 生産能力板金工程では3台あったタレットパンチプレス機の生産能力が不足していた。
  • 人手・技能加工機3台にそれぞれ作業員を配置しており、人員が多く必要だった。
  • 品質・精度手作業の搬出・仕分けでキズが発生し、顧客からクレームが出ていた。

やったこと

板金加工の後工程である塗装、組立の生産設備を平成24年に導入した。平成25年に、板金加工で使う複合機としてトルンプ社製のパンチレーザ複合機を導入し、3台あったタレットパンチプレス機の代わりとした。複合機はパンチング加工とレーザ加工の機能を持つ。

  • 加工機トルンプ社製 パンチレーザ複合機
  • その他塗装の生産設備組立の生産設備

事業の効果

  • 加工時間が最低でも3割削減
  • 作業員数 3人→1人
  • 売上が年約10%ずつ伸びている
  • 顧客からのクレームを半減
  • 製品のバリ、キズが半減して後工程の作業が半減

1台で様々な加工ができ、搬出作業も自動化されたため、材料の切り離しや機械間の移動、調整の時間が減り、加工時間が最低3割削減された。作業員は3人から1人になり、作業効率とコストが改善した。手作業の搬出・仕分けの自動化でキズが減り、クレームは半減した。難加工材の加工が可能になり、新規取引が増えて売上も年約10%ずつ伸びている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。