ものづくり補助金平成24年度石川県

静電スプレーコーターの開発

フジマシナリー株式会社

この事例のポイント

  • レジストインクの膜厚の平衡化(膜厚精度)が十分でなかった。
  • 静電スプレーコーターのプロトタイプを開発した。
  • 従来と比べ、レジストインクの平衡化(膜厚精度)は7%向上した。

事業者のプロフィール

事業者名フジマシナリー株式会社
所在地石川県 白山市
業種はん用機械器具製造業
技術分野塗装
従業員数20人
設立1982年

事業の背景

同社は電子機器メーカーのプリント配線基板製造工程で使う検査機、測定器、省力化機械を製造販売している。客先のニーズから、プリント配線基板のレジスト塗布工程に用いる装置としてスプレーコーターシステムを開発、設計、製造、販売してきた。顧客の潜在ニーズとして、品質向上とコスト削減に寄与する技術が求められていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度レジストインクの膜厚の平衡化(膜厚精度)が十分でなかった。
  • 品質・精度導体厚銅パターンのエッジ部でカバーリングに必要な膜厚を確保しにくかった。
  • 生産能力インクの塗着効率が低かった。
  • 新製品・新技術スプレーコーターの中核部であるレシプロガンを小型化(スリム化)する必要があった。

やったこと

静電スプレーコーターのプロトタイプを開発した。顧客の潜在ニーズを受け、高精度なインク供給ポンプの開発、レシプロガンのスリム化、ディスクベルの開発に取り組んだ。これらにより、膜厚の平衡化、エッジカバーリング部の充分な膜厚確保、インク塗着効率の向上を目指した。スプレーコーターシステムの中核部であるスリム化された部分を用いて、塗布の性能を確かめた。

  • 加工機静電スプレーコータープロトタイプ

新しい製品・サービス:静電スプレーコーター(プリント配線基板のレジスト塗布用)

事業の効果

従来と比べ、レジストインクの平衡化(膜厚精度)は7%向上した。エッジカバーリングは35%向上した。塗着効率は229%向上することが可能なプロトタイプを開発できた。この技術を基に、同社のスプレーコーターの優位性を国内外のプリント基板メーカーに技術営業で説明し、シェア拡大を図る。

今後の展望

この技術を基に国内、海外のプリント基板メーカーに技術営業を展開し、同社のスプレーコーターの優位性を説明して、シェアのさらなる拡大を目指す。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。