ものづくり補助金平成24年度新潟県

ニッチで繊細な電子レンジ使用便利調理具の独自開発販売

株式会社森井

この事例のポイント

  • 特許出願済み製品では、成形中のバリ発生と細部の充填不足という相反する不良が課題だった。
  • 応答性の高い電動射出成形機を導入し、目視できる理想射出波形と画像モニタによる評価項目で成形条件を自動補正した。
  • 応答性の高い射出成形機の導入により、技術課題を克服して特許出願済み商品を完成させ、早期審査で特許を取得した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社森井
所在地新潟県
業種プラスチック製品製造業
技術分野プラスチック成形加工

事業の背景

ニッチな電子レンジ使用便利調理具は主婦層をターゲットとしている。新製品を市場に出す際、既に知的財産が守られていれば市場での優位性を得やすい。同社はプラスチック成形のOEMを主な事業としている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度特許出願済み製品では、成形中のバリ発生と細部の充填不足という相反する不良が課題だった。
  • 新製品・新技術ニッチなプラスチック製品を多種に市場供給するには、製造工程の技術的課題を解決し、特許出願済みの製品化を進める必要があった。
  • その他新製品の市場投入時に知的財産の防衛ができていないと、市場での優位性を得にくい。

やったこと

応答性の高い電動射出成形機を導入し、目視できる理想射出波形と画像モニタによる評価項目で成形条件を自動補正した。成形では百分の一秒単位の監視を行い、型締補正などにより金型内のガス抜けを安定させて、金型破損や製品不良を減らした。取出機(5方向対応)、コンベア、粉砕機を一連に設置し、コストダウンと開発製品の内製化を実現した。3D画像・加工・試作を繰り返して技術課題を克服し、特許出願済み商品を完成させ、早期審査により特許を取得した。

新しい製品・サービス:特許出願済みの電子レンジ使用便利調理具。フタ部に特長があり、巻き簀の状態でだし巻玉子を電子レンジで簡単に作ることができる。

事業の効果

応答性の高い射出成形機の導入により、技術課題を克服して特許出願済み商品を完成させ、早期審査で特許を取得した。製造面では金型破損や製品不良の減少が見込まれ、製品開発を内製化して社員の技術力も向上した。きめ細かな製造により差別化や高付加価値化の見通しが立ち、主婦層向けの価格帯も実現できるようになった。テレビでの放映や一位獲得などの話題も得られた。

今後の展望

生活雑貨店、大型量販店、大型スーパー、ギフト店などをターゲットに、テレビで得た話題を生かして拡販を行う計画である。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。