ものづくり補助金平成24年度石川県

車両エンジンの高効率化と駆動部品の軽量化のための、高強度アルミニウム合金鋳物素材の試作開発

谷田合金株式会社

この事例のポイント

  • 車両のエンジン効率化や部品軽量化に必要な、薄肉化を達成できる高強度アルミニウム合金鋳物素材が求められていた。
  • 合金組成の決定と合金素材によるエンジン部品製品の鋳造を行い、実製品に適用する合金組成へとチューニングした。
  • 高強度アルミ合金素材を2輪・4輪メーカの研究開発部門に供給し、エンジンや駆動系部品の試作開発や高級車両の小ロット量産部品の市場獲得を目指す。

事業者のプロフィール

事業者名谷田合金株式会社
所在地石川県 金沢市
業種業務用機械器具製造業
技術分野鋳造
従業員数80人
設立1962年

事業の背景

得意分野は、加圧・差圧技術による特殊鋳造プロセス(TKS鋳造)でピンホールレス鋳物を実現し、TJMプロセスで薄肉鋳物(0.8ミリ)を高速・高精度で同時に量産する点にある。アルミ・マグネシウム鋳造品のモデル作製から加工までを一貫して行い、試作開発と設備投資によるニッチ分野特化の鋳造を強みとしている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術車両のエンジン効率化や部品軽量化に必要な、薄肉化を達成できる高強度アルミニウム合金鋳物素材が求められていた。

やったこと

合金組成の決定と合金素材によるエンジン部品製品の鋳造を行い、実製品に適用する合金組成へとチューニングした。導入した引張試験機により、最終的に必要とされる引張強度と伸びの評価を行った。試作品は複雑形状かつ大型のため、導入した超音波探傷装置で現場にて割れや空隙欠陥の有無を迅速に評価した。

新しい製品・サービス:2輪・4輪の研究開発部門向けの高強度アルミ合金鋳物素材

事業の効果

高強度アルミ合金素材を2輪・4輪メーカの研究開発部門に供給し、エンジンや駆動系部品の試作開発や高級車両の小ロット量産部品の市場獲得を目指す。既存合金に頼る他社を上回る収益性が見込まれる。

今後の展望

開発された高強度アルミ合金素材は現在の市場にない新規特性を持つため、既存合金に頼る他の鋳造企業を圧倒し、大きな収益性を持つと考えられる。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。