ものづくり補助金平成24年度福井県

太繊度糸を数本合わせる(合撚)大型高速撚糸機(ダブルツイスター)の開発と生産技術の確立

株式会社ヤマダ殖産

成果巻き量 3.5kg→10.5kg

この事例のポイント

  • 従来の換糸機では太い糸を巻き取る際に破損や品質面の問題が起き、太繊度糸の生産が難しかった。
  • 太繊度糸用の大型高速合糸機を新たに導入し、太くて強い糸を合わせる技術の確立を目指した。
  • 巻き量 3.5kg→10.5kg。太繊度糸の合糸と大型パッケージ化が可能になり、コーンへの巻き量が増えた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ヤマダ殖産
所在地福井県 勝山市
業種繊維工業
技術分野繊維加工
従業員数10人
資本金1,000万円
設立1967年

事業の背景

当社は1967年創業で、衣料用繊維に使われる様々な糸を生産してきた。東日本大震災の発生後、福島原発の廃炉作業で出る除染土を運ぶフレキシブルコンテナバッグの原材料となる合糸の製造依頼を受けた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力従来の換糸機では太い糸を巻き取る際に破損や品質面の問題が起き、太繊度糸の生産が難しかった。
  • 新製品・新技術東日本大震災後に需要が高まったフレキシブルコンテナバッグ用の、これまでにない強度の合糸を製造する技術が必要だった。
  • 生産能力従来の衣料用合糸機ではひとつのコーンに多くの糸を巻けず、生産効率に問題があった。

やったこと

太繊度糸用の大型高速合糸機を新たに導入し、太くて強い糸を合わせる技術の確立を目指した。糸を巻き取るワインダーと大型高速合糸機の糸の張り加減を、従来より多くのリングガイドを通すことで調整した。これにより糸のズレを整えながら太い糸同士を合わせられるようになり、400〜4500デニールの糸を開発した。

  • 加工機大型高速合糸機ダブルツイスター

新しい製品・サービス:太繊度糸用の大型高速合糸機の開発と生産技術の確立

事業の効果

  • 巻き量 3.5kg→10.5kg
  • 作業時間 100%→30%
  • ひと月で約6万円の人件費削減につながった。

太繊度糸の合糸と大型パッケージ化が可能になり、コーンへの巻き量が増えた。作業時間は従来の約3割になり、ひと月約6万円の人件費削減につながった。原糸のロスもほぼゼロになり、生産コストを抑えて価格面でも競争力を得た。作業内容の変化により、男性や近隣の高齢者の雇用も広がった。

今後の展望

異質の糸を合わせる技術を応用し、新たな特性をもつ糸の開発が期待できる。

事業者の声

とりあえずやってみる!

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。