ものづくり補助金平成24年度福井県

省電力形超高温シーズヒーターの開発

北陸ヒーティング株式会社

成果使用可能温度 650度→900度

この事例のポイント

  • 工業用ヒーターの高温化が650度までに限られ、それ以上の温度を求める需要に応えられなかった。
  • マグネシアとボロンの調合比率について福井大学と共同研究し、その成果を基に特許を取得した。
  • 使用可能温度 650度→900度。ボロンを絶縁材料に使ったことで、シーズヒーターは900度まで達するようになった。

事業者のプロフィール

事業者名北陸ヒーティング株式会社
所在地福井県 美浜町
業種はん用機械器具製造業
技術分野金型
従業員数19人
資本金1,000万円
設立1971年

事業の背景

北陸ヒーティングは福井県の田舎の小さな町工場で、性能の良さと納期の早さにこだわって取引をしてきた。今では大企業からも評価を得ているが、現状に満足せず商品開発を続けてきた。主力は工業用シーズヒーターで、原子力関係で使われていたボロンに着目していた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力工業用ヒーターの高温化が650度までに限られ、それ以上の温度を求める需要に応えられなかった。
  • 新製品・新技術どのメーカーも実現できなかった高温のシーズヒーターを開発する必要があった。

やったこと

マグネシアとボロンの調合比率について福井大学と共同研究し、その成果を基に特許を取得した。ボロンを絶縁材料として調合する手法を確立し、今回の補助事業で300本以上を試作した。自動曲げ機を導入してU字などの曲線に加工し、新たなコーティングも試して高温への耐性を研究した。

新しい製品・サービス:ボロンを絶縁材料に用いた省電力形の超高温シーズヒーター(900度まで到達)

事業の効果

  • 使用可能温度 650度→900度
  • 消費電力 100%→80%
  • 2,000時間の通電に耐える能力を備えた。

ボロンを絶縁材料に使ったことで、シーズヒーターは900度まで達するようになった。高温になるまでの時間も短く、省エネ効果も高い。既製品の8割の電力で同じ温度まで上がり、家庭用コンセントの電力で800度の高温を実現できる。2,000時間の通電にも耐える。省エネと高温を両立する製品として、精密機器製造をはじめ幅広い分野での活用が期待される。

今後の展望

省エネと高温を両立する製品の需要は高く、精密機器製造をはじめとしたあらゆる分野で活用が期待される。消費者が手に取る最終商品を作る夢を持ち、商品開発に励み続ける。

事業者の声

現状に満足せず、ひたすら商品開発。

公式の事例集より(原文のまま)

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。