高周波ウエルダーを用いた新しいエンボス加工方法の導入
遊休機械と手持ちの樹脂型でテストを重ね、型職人に相談して助言を受け、治具と加工条件を見つけた。
株式会社清水製作所
| 事業者名 | 株式会社清水製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 山梨県 北杜市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | プラスチック成形加工 |
| 従業員数 | 43人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1983年 |
創業者の清水社長は1983年に山梨県長坂の地で独立し、建築土木資材となる発泡異型押出製品(面木・目地棒など)の製造を始めた。その後は海外品の流入で土木・建築資材が市場から押されていった。木材は大部分が輸入材で、供給減と価格高騰が続いている。国産間伐材は含水率が高く用途が限られ、木粉を50%以上含む合成木は膨張や腐れのトラブルが多発して市場から排除されつつある。
抱えていた課題
やったこと
多層押出成形技術を用いて、発泡押出成形品の表層部を異種材もしくは同系同種材で包み、複合素材製品として仕上げる製造技術の確立を目指した。着色された再生PS製品の上に、必要な色に着色できる少量のバージン原料を被せることで、材料費を抑えながら高品質な積層製品を作れるようにした。金型技術と製造技術の習得を目的に試作開発を行い、全面2層化により製品形状は完成した。表層部の厚みを均一化するため、押出機から出る樹脂の脈動圧を減らす方法を試作と修正の繰り返しで検討し、金型の微修正もほぼ終わりに近づいている。
| 加工機 | 押出機ライン |
|---|
新しい製品・サービス:木目調再生発泡ポリスチレン製品(エクステリア向けのPSフェンス材など)
市場へはすでに自社独自商品としてPSのフェンス材の供給を開始している。従来品との商品切り替えは行わず、価格帯もほぼ変えずに高品位商品の品揃えを増やしている。製品は屋外や温泉場などでも使え、木材の代替として水周りなどにも用途が広がる。丸ノコ切断やビス止め、接着もできて工期短縮につながり、廃棄も手軽な環境配慮型の製品となっている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来の発泡異型押出事業からエクステリア分野へ主軸を転換したと書かれ、一貫性は読み取れるが経営戦略としての明示は薄い。
木材の輸入減少・価格高騰や合成木の排除といった市場動向を挙げ、再生PSの木目調製品で参入する方針は読み取れる。
表層厚みの不均一という課題と、金型の微修正で解決に向かう方針は書かれているが、高付加価値化の数値的な計画は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
開発部長と社長の体制や試作を繰り返す方式はうかがえるが、人材や事務処理能力を確保している記述は薄い。
木材代替、耐久性、丸ノコ加工可能で工期短縮につながる点など製品の価値が具体的に書かれている。顧客ターゲットの整理は薄い。
金型の微修正がほぼ終わりに近づき、市場へ供給を開始したとあるが、中長期の検証やスケジュールは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
木目調再生発泡PS製品は従来の木材・金属と異なる分野とされ、他社品との差別化による高付加価値化がうかがえる。
木材やアルミの輸入減少、再生材による環境負荷低減に触れ、社会的意義はうかがえるが経済波及の記述は薄い。
低コストで高級感ある製品を目指し材料費を抑える工夫が書かれるが、補助金に対する付加価値増加の数値は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
リサイクル材の活用と環境負荷低減が書かれるが、日本経済の構造転換に資するとまでは読み取れない。
山梨県北杜市長坂町での創業と地域の木材事情に触れるが、地域経済の牽引に関する記述は限られる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
「人に使われず思い通りにやってみたかったんだ。ものづくりやとしての血が騒いだのかな。」
公式の事例集より(原文のまま)
遊休機械と手持ちの樹脂型でテストを重ね、型職人に相談して助言を受け、治具と加工条件を見つけた。
既存遊具のフェンスパネル部に、アニマルキャラクターと弘前の桜・りんごを組み合わせた計6種類のデザインを施した。
効果:同工程のコストは5分の1となった
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。
効果:出湯温度 1,480℃→1,499℃