回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社中谷製作所
| 事業者名 | 株式会社中谷製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県 加西市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 43人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1955年 |
従来は様々な最終製品分野の顧客があったが、2008年頃のリーマンショックや顧客生産拠点の中国移転などの影響で発注が減少・不安定になることがあった。プラスチック樹脂成形は差別化が図りにくく、当社も委託内容に従う加工業者だった。顧客の海外進出を機に自社を振り返り、景気状況に左右されず顧客から求められる企業になることを目指すようになった。
抱えていた課題
やったこと
主要顧客の生産拠点に隣接する工場団地へ工場を新設して移転し、各設備を有線でネットワーク化して稼働状況を一括でモニタリングできるようにした。射出成形機を複数台導入し、各設備に部材を投入するロボットを取り付けて可能な限り自動化し、生産性を向上させた。金属部品と樹脂を一体成型する技術を確立し、工程数を減らしてコストダウンと性能強化を実現した。医療用品等を明確に区分けするためクリーンルームを別途設け、医療分野の樹脂製品を安価かつ衛生的に生産できる体制を整えた。高強度カーボン複合材料は素材生産ができるパートナー企業と共同で開発した。
| 加工機 | 射出成形機(複数台) |
|---|---|
| ロボット | 材料投入・取り出し用ロボット |
| ソフト | 設備稼働状況の一括モニタリングシステム(IoT) |
| その他 | クリーンルーム |
新しい製品・サービス:高強度カーボン複合素材(共同開発)、金属と樹脂の一体成型部品
工場移転と設備のネットワーク化により、稼働状況を一括で監視できる体制となり、ロボットによる自動化で生産性が向上した。金属と樹脂の一体成型により工程が大幅に短縮され、工程数の削減によるコストダウンと性能強化を実現した。顧客から金属部品の樹脂化や複雑な成型などの相談が寄せられ、単なる下請けではなく開発提案のパートナーとして評価されるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
2008年頃のリーマンショックや顧客の中国移転による発注減を契機に、受託から開発提案型への転換を経営方針として明確に位置付けている。
顧客の海外進出や景気変動に触れるが、市場データや自社の強み・弱みを数字で示す記述は薄く、競争優位の根拠は示されていない。
受託生産が中心で発注が不安定だった課題を認識し、金属樹脂一体成型や高強度カーボン複合素材の開発提案で高付加価値化を図っている。
工程数の削減によるコストダウンは述べるが、付加価値額や賃上げの目標値の数字は示されておらず、実現可能性を判断できない。
社員43人の企業で、素材開発は素材生産パートナーとの共同開発として体制を組んでいる。補助金を複数回受けた実績もある。
医療用クリーンルーム製品や金属樹脂一体成型など、顧客ニーズへの対応と差別化は示されるが、ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。
開発提案、IoT化、ロボット活用の順で今後の展開は示されるが、スケジュールや課題の解決方法は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
金属樹脂一体成型や高強度カーボン複合材料など他社では難しい加工を手がけるが、分野の普及度や高価格化の数字は示されていない。
国が補助する理由となる雇用創出や波及効果は書かれておらず、わずかに地域の製造業の下支えとしてうかがえる程度である。
工程の大幅短縮や24時間稼働による生産性向上は述べるが、補助金投入額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
射出成形機とロボット、IoTによる複数台の稼働モニタリングを導入し、顧客の製品開発の共同パートナーとしてサプライチェーンに関わっている。
医療分野への進出や樹脂による金属代替はうかがえるが、日本経済の構造転換に資するという記述はない。
兵庫県加西市で43人の雇用を維持しつつ事業を展開しているが、地域経済への波及効果は数字で示されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後の展開として、複合素材加工の深耕、新機能材料に係る技術向上、IT活用の高度化による生産性の向上に取り組む。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
安価な新ブランド両刃鋸として「刃多楽ミニ両刃鋸180mm」を試作開発し、旧商品の木製の柄をプラスチック製のグリップに変更してデザインを変え…
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分