ものづくり補助金平成24年度長野県

セラミックス研削加工における工具破壊ゼロ加工方法の開発

アスザック株式会社

この事例のポイント

  • 難削材のセラミックス研削加工で製品精度をさらに高める必要があった。
  • 過負荷検知システムとキスラー圧電式計測器で工具にかかる負荷を計測し、加工条件を出しながら工具破損を回避する方法を検討した。
  • セラミックス研削加工では、加工方法によって工具負荷の違いを確認でき、工具破損を回避するための条件出しが進んだ。

事業者のプロフィール

事業者名アスザック株式会社
所在地長野県 高山村
業種窯業・土石製品製造業
技術分野切削加工
従業員数268人
資本金6,350万円
設立1946年

事業の背景

コンクリート2次製品の製造・販売で創業し、1970年に食品部門を加えて異業種多角化経営を始めた。金型鋳造法の特許料収入を高純度ファインセラミックスの研究開発に投資し、1985年には半導体製造装置の金属部品をセラミックスに置き換える技術を開発した。現在は国内外9社を展開しており、中国・韓国メーカーとの競争が厳しい。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度難削材のセラミックス研削加工で製品精度をさらに高める必要があった。
  • コスト・採算セラミックス研削加工では工具が破損してロスが生じており、中国・韓国メーカーとの厳しい競争の中でコストと納期で優位に立つ必要があった。
  • 生産能力コンクリート2次製品は製造工程での自動化と生産能力の向上が必要で、強度耐久性やCO2排出削減の要求にも応える必要があった。

やったこと

過負荷検知システムとキスラー圧電式計測器で工具にかかる負荷を計測し、加工条件を出しながら工具破損を回避する方法を検討した。動き解析マイクロスコープで工具破損時の挙動を調査し、負荷検知システムと同期した映像を得た。焼結シミュレーションソフトウェアで簡単な形状の焼結時の挙動をシミュレーションした。電気炉を導入して素材実験の速度を上げた。バイコン製法による新たな自動化製造設備を製作・導入し、機械の大型化により大型新製品の製造も可能にした。

  • 加工機電極部品加工機
  • 検査測定過負荷検知システムキスラー圧電式計測器動き解析マイクロスコープ
  • ソフト焼結シミュレーションソフトウェア
  • その他電気炉
  • 加工機バイコン製法による自動化製造設備

新しい製品・サービス:機械の大型化に伴い、これまで製造不可能だった大型のコンクリート2次製品

事業の効果

セラミックス研削加工では、加工方法によって工具負荷の違いを確認でき、工具破損を回避するための条件出しが進んだ。焼結シミュレーションと電気炉の導入により、素材実験の速度が上がった。コンクリート2次製品では、バイコン製法の自動化製造設備により、生産能力向上、コスト低減、品質安定、環境負荷低減が計画どおり図られている。

今後の展望

大型新製品は平成27年5月からの製造開始を目指している。

事業者の声

良い人材を失いたくない、という一心で取り組んでいます

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。