ものづくり補助金平成24年度長野県

超小型・高性能コンプレッサー(マイクロポンプ)の開発及び実用化

株式会社南安精工

この事例のポイント

  • 民生機器や産業機器に搭載される圧縮機器は超小型化と高性能化が課題となっていた。
  • ワイヤー放電加工機(ファナック社製、細線仕様)を導入し、通常0.25ミリの線を使うところを0.05ミリまでの加工を可能にした。
  • マイクロポンプの開発と製作を行い、今後は自社オリジナル商品への搭載や宣伝広告による販売を検討している。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社南安精工
所在地長野県 安曇野市
業種生産用機械器具製造業
技術分野切削加工
従業員数30人
資本金1,000万円
設立1967年

事業の背景

1967年に精密機械・光学機器の組立と部品加工で創業し、その後大型自動組立ラインを導入してウオッチの量産を手がけた。しかしなかなか儲からず、省力化機械の開発・製造に着手して親会社に販売する一方、その装置で部品加工も行うようになった。近年は円安の影響で海外から日本生産に戻したいという仕事が増えている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術民生機器や産業機器に搭載される圧縮機器は超小型化と高性能化が課題となっていた。
  • 生産能力微細高精度部品の加工は切削加工だけではリードタイムが長く、複雑形状への対応にも大きな課題があった。

やったこと

ワイヤー放電加工機(ファナック社製、細線仕様)を導入し、通常0.25ミリの線を使うところを0.05ミリまでの加工を可能にした。旋盤やマシニングセンターによる加工と組み合わせ、精度向上と時間短縮を図った。ワイヤー放電加工機の取扱教育を行い、開発試作品と設備部品を製作した。並行して高性能マイクロポンプの開発と製作を行った。

  • 加工機ワイヤー放電加工機ファナック社製、細線仕様

新しい製品・サービス:超小型・高性能コンプレッサー(マイクロポンプ)

事業の効果

マイクロポンプの開発と製作を行い、今後は自社オリジナル商品への搭載や宣伝広告による販売を検討している。ワイヤー放電加工機の導入により製作リードタイムを30%以上削減でき、微細・複雑な部品の製造が可能になった。これにより医療系部品製造への進出の足がかりを得て、製造コストの削減と部品の内製化による事業採算性の向上も見込まれている。

今後の展望

医療分野の治具製造を目指し、マイクロポンプの自社製品への搭載や産業機器・民生機器への展開を計画している。

事業者の声

ダンパーに油を入れるなど自動車業界にも使えるのではないか

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。