ものづくり補助金平成24年度長野県

長尺深穴切削における高精度加工技術の確立

有限会社ナツバタ製作所

この事例のポイント

  • 外注による下穴(粗)加工は約2日を要し、取引先の特急納品の要求を満たせていない。
  • 高額なNC旋盤(スピンドル式)を2013年12月に補助金を活用して導入し、深穴加工を自社で一貫して行う体制に転換した。
  • 自社で深穴加工を一貫して行えるようになり、納期が短縮された。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社ナツバタ製作所
所在地長野県 須坂市
業種一般機械器具製造業
技術分野切削加工
従業員数5人
資本金300万円
設立1990年

事業の背景

創業1990年の金属切削加工会社で、工作機械部品の多品種少量生産を行っている。リーマンショックで受注が激減した時期があった。深穴加工は外注に頼っており、取引先から特急納品とコストダウンを求められていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 納期・工程外注による下穴(粗)加工は約2日を要し、取引先の特急納品の要求を満たせていない。
  • コスト・採算外注加工はコスト面でも経費が高く、コストダウンの要求に応えられていない。
  • 生産能力自社で深穴の加工を一貫して行える設備がなく、新規受注を取り込みにくい。

やったこと

高額なNC旋盤(スピンドル式)を2013年12月に補助金を活用して導入し、深穴加工を自社で一貫して行う体制に転換した。高圧対応の切粉除去を前提に加工条件を見出し、当初目標としていた直進性と精度を得た。次世代自動車向けの薄肉・高真円度部品の加工では、国産機械が未対応だった把握力可変式チャックを搭載し、新規の特殊形状チップを組み合わせて加工条件を確立した。

  • 加工機複合旋盤装置高圧対応・特注スピンドルNC旋盤
  • その他把握力可変式チャック

事業の効果

自社で深穴加工を一貫して行えるようになり、納期が短縮された。精度の高さが評価され受注量が増加した。次世代自動車向けの薄肉・高真円度部品について、当初目標とした加工精度を得ることができた。

今後の展望

  • 目標:外注加工は約2日を要していた
  • 目標:直進性・振れ0.05mmの高精度加工

事業者の声

機械や世の中がどんなに進歩しても、鉄で鉄を削ることの不思議さ。そこを徹底的に詰め、鉄の成分まで気を配り、しっかり押さえられた人間が技術を制すると言われたんです

公式の事例集より(原文のまま)

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。