価格競争力強化のための、新型自動塗装装置の導入による塗装技術の高度化と生産プロセスの見直し
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
株式会社小松製作所
| 事業者名 | 株式会社小松製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 長野県 松本市 |
| 業種 | はん用・生産用・業務用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 58人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1938年 |
リーマンショック後、主力だった建設機械メーカー数社からの受注が減少した。一方で新たな顧客からの受注が経営を支えた。そこで、取り組み始めていた中型高精度分野から中大型高精度分野へのシフトを本格化した。
抱えていた課題
やったこと
溶接ロボットシステムや門型五面加工機、表面処理機械など大型化に対応した設備を導入した。上下左右スライダー式溶接ロボットシステムなど最新鋭設備で大型製品を効率的に生産する仕組みを整えた。パワーリハビリ機器の重要な構成部品であるフレーム部品について、金属プレス精密加工技術の高度化と特殊仕様のショットブラスト法の導入により、溶接レス構造、表面仕上げの効率化、加工精度の向上、大幅な工程削減を実現した。高精度曲げ加工を行うベンディングマシンの導入にもものづくり補助金を活用した。
油圧ショベルのフレームハウスについて、溶接工程の削減と一体化によりコスト削減を実現し、油圧ショベル分野での市場獲得を達成した。パワーリハビリ機器のフレーム部品では、溶接レス構造、表面仕上げの効率化、加工精度の向上、大幅な工程削減を実現し、健康・医療分野での事業拡大に向けた体制を整えた。中大型高精度分野の設備投資により、顧客の信頼を得て受注が増加した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1980年代までの自社ブランド開発から公共工事、リーマンショック後の中大型高精度分野へのシフトが記載され、一貫性はうかがえるが戦略の明文化は薄い。
リーマンショックで建設機械メーカーの受注が減った一方、新顧客の受注が支えた点や大型化設備を武器にした記述があり、強みへの言及はあるが定量的な優位性は薄い。
受注減という課題と中大型分野への設備導入は読み取れるが、高付加価値化や成長につながる計画の数値や実効性の記述は確認できない。
公開されている事例からは読み取れません。
従業員58人で設備導入や新社屋建設を進めた記述はあるが、補助事業を遂行する体制や人材の具体的な説明は確認できない。
医療・介護向けパワーリハビリ機械の主要部品の受注や高品質な大型製品の生産といった顧客ニーズへの対応は書かれているが、選ばれる理由の整理は薄い。
隣接工場の借用、レーザー板金工程の集約、2014年11月の新社屋建設など工程や時期の記述はあるが、中長期の検証や解決方法は確認できない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
大型・高精度の板金や切削は一般的な分野との記述にとどまり、新分野や高価格化の水準を示す記述は確認できない。
南海トラフ地震に備えた安全対策や環境・省エネ分野への取り組み、被災地復興への貢献が挙げられているが、波及効果の定量的な説明はない。
公開されている事例からは読み取れません。
ものづくり技術の社会的な必要性はうかがえるが、先端デジタル技術やビジネスモデルの記述は確認できない。
環境・省エネや防災分野への対応がうかがえるが、構造転換への寄与を示す記述は確認できない。
松本市の企業として地域での事業は示されるが、地域特性を活かした付加価値や雇用創出の具体的記述は確認できない。
今後受注の伸びが期待される分野は建設機械にとどまらず、被災地復興や国土強靱化、南海トラフ地震への安全対策、環境・省エネ分野にも同社のものづくり技術が求められている。
積極的な営業の成果というよりも、お客様が別のお客様をつないでくださった結果です。今後世の中で必要になってくる分野に対して、当社として役に立てる取り組みができれば良いなと思っています
公式の事例集より(原文のまま)
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。
効果:出湯温度 1,480℃→1,499℃