金型用圧縮バネ等の電着塗装化の試作と小型・多色対応可能な専用設備の開発
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
株式会社下川精工
成果月産生産能力 6万個→15万個
| 事業者名 | 株式会社下川精工 |
|---|---|
| 所在地 | 岐阜県 関市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | プラスチック成形加工 |
| 設立 | 1989年 |
下川精工は1989年に創業した岐阜県関市のプラスチック成形加工メーカーで、精密金型の設計製作から試作、量産までを一貫して行うことを強みとし、創業時から自動車関連部品を中心にBtoB向け製品を手がけてきた。2011年にBtoC向け製品の製造に進出し、健康美容用品メーカーとの協業で開発したプラスチック製耳掃除器「ミミスキット」を2011年10月に発売した。製品は好評を得て、ニッチな分野ながら生産数が月産6万個に達した。
抱えていた課題
やったこと
硬度の異なる軸部と天部を一体成形できるロボット成形機を導入し、従来は手作業だった工程を自動化した。成形時はプラスチック材料の温度、金型の温度、圧力などの条件設定が難しく、試作と検証を繰り返した。改良版では市場からの指摘を受け、凸形だった軸部の先端を円錐台形状にして角Rを付け、天部の抜けやはがれを防ぐため溝を付けるなどの形状改良を行った。約6か月の試作開発期間を経て改良版をリニューアル発売した。
新しい製品・サービス:プラスチック製耳掃除器「ミミスキット」の改良版
新設備の導入と製造工程の改善により、ミミスキットの生産能力は従来比3倍以上の月産15万個になった。手作業で行っていた成形を自動化したことで人手による作業を減らし、生産性を大きく高めた。改良版は強度や耐久性が高まり、2015年9月現在もクレームゼロの記録を更新中である。
高齢化の進展で成長が見込まれる医療器機分野への参入をめざし、新たなODMパートナーの探索を行っている。
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
可逆ステップ教示運転を具備し、ホワイト及びブラック・ボックス・テストの完結が可能な可逆パターン制御システムを開発した。
効果:既存の方法に比べ約30%の時間短縮
ダイカスト関連装置メーカーと共同で「全自働バリ抜き・品質検査装置」を試作開発した。
効果:バリ抜き工程工数(月産20万個時) 557.6時間→84時間