多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
エウレカ・ラボ株式会社
| 事業者名 | エウレカ・ラボ株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 焼津市 |
| 業種 | はん用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 金型 |
| 資本金 | 1億円 |
| 設立 | 2007年 |
当社は平成19年に静岡県立大学法人化初のベンチャー企業として発足し、食品・医薬品、機械、電気、ITなどの分野でシーズ開拓に取り組んできた。近年は独自のベンチュリー管とポンプシステムを用いた乳化装置「エマルジョナイザー」を開発し、生産・販売を開始している。微細化加工は食品、医薬品、化成品などの製造業で不可欠な要素となっている。
抱えていた課題
やったこと
羽根回転によるせん断力とミル機能を一体化した微細化装置の試作・開発に取り組んだ。まず12枚羽根高圧遠心ポンプのエンペラとポンプカバーを設計・鋳造試作し、鋳造品を切削加工した。次にエンペラとポンプカバーの擦り合わせ面に様々なデザインの溝を切削し、ポンプ本体に取り付けて微細化実験を行い、実験後のサンプルの粒径分布を測定した。溝の形状を変えて実験を繰り返し、微細化に最適な溝切を評価して最適のミル機能搭載型微細化装置を開発した。
新しい製品・サービス:数十ミリからサブミクロンまでの微細化加工を1台で可能とする、羽根せん断機能とミル機能を一体化した微細化装置(循環式ポンプシステム)。
開発装置は一台で数十ミリからサブミクロンまでの微細化加工が可能で、均一性に優れ短時間に大量生産できる。加工食品の新たな創出や加工上の操作性の向上により付加価値を高められると見込まれる。食用油、椿殻活性炭、魚油と調味液、柑橘類、コーヒー豆滓、緑茶、よもぎなど多様な試料で実験を行い良好な結果を得て、加工食品メーカーへの販売実績もできた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
乳化装置「エマルジョナイザー」の開発・販売を経て微細化装置の試作に取り組んだ経緯が書かれ、過去の取組との連続性はうかがえる。
既存装置は大量処理か微細化かの二択で均一性に難があるとし、1台で数十ミリからサブミクロンまで処理できる点を強みとして明記している。
大量処理や均一性の課題を認識し、加工食品分野への展開を図るとあるが、売上や付加価値の具体的な目標数値は書かれていない。
付加価値の増加や賃上げの目標値は示されておらず、価格約350万円と加工食品への展開が書かれるのみである。
研究所を構え、富士工業技術支援センターの協力を得て試作を進めた経緯は読み取れるが、体制や人員の記載は薄い。
既存製品と比べた優位性を①一台で数十ミリからサブミクロン対応②均一性③価格約350万円などで整理し、加工食品メーカーへの販売実績も書かれている。
試作から実験、粒度分布測定、特許出願までの工程は時系列で示されているが、今後のスケジュールや課題解決の方法は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
乳化装置の微細化は既存分野だが、一台で広範囲の粒径を処理する点で差別化を図る記述がある。
農業6次産業化や加工食品分野での活用がうかがえるが、雇用創出や波及効果の具体的な記載は少ない。
価格約350万円で費用対効果に優れるとあるが、付加価値額の増加や生産性向上の数値は示されていない。
ナノテクノロジーの一環として微細化技術を位置づけ、食品・医薬品等の製造業に広く適用する方向性は読み取れる。
食品・医薬品・化成品の製造分野での微細化技術の不可欠性は述べられるが、構造転換への言及は乏しい。
静岡県の大学発ベンチャーとして富士・焼津で展開し、農業6次産業化に触れており地域性はうかがえる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後も商品化に向けたパートナーや実証実験受け入れ企業の支援を得て、微細化装置を広く展開していく。
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
マイナス55℃での現状の電源による動作確認を行い、低温では電源が動作しないことを把握した。
効果:消費電力 430W→125W