ものづくり補助金平成24年度静岡県

複合素材へのメッキ加工技術の開発

株式会社ゴトー理研

この事例のポイント

  • リーマン・ショック以降、地域の主力であるメッキ処理の仕事量が激減した。
  • ものづくり補助金を利用し、複合素材への一括メッキを実現するための開発を行った。
  • ジュエリーメッキを事業化し、ネットと東京・浅草や銀座などの取扱店6店を通じて注文を受けている。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ゴトー理研
所在地静岡県 浜松市東区
業種金属製品製造業
技術分野金属プレス加工
従業員数24人
資本金300万円
設立1982年

事業の背景

地場産業である輸送用機器や楽器関連業界向けのメッキ処理が主力だった。平成20年のリーマン・ショック以降は地域のビジネスモデルが崩壊し、同社も仕事量が激減した。このため自社製品の開発が不可欠との思いが強まった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 集客・繁閑リーマン・ショック以降、地域の主力であるメッキ処理の仕事量が激減した。
  • 新製品・新技術受託加工だけに頼る経営から脱するため、自社製品の開発が不可欠となった。
  • 新製品・新技術靴のように表面が布、底がゴム、装飾が化繊など複数の素材からなる製品には、従来の薬剤では各素材への影響がばらつき、一括メッキができなかった。

やったこと

ものづくり補助金を利用し、複合素材への一括メッキを実現するための開発を行った。浜松工業技術支援センターに相談し、さまざまな薬剤を試してメッキ時間や乾燥時間を変えるなど試行錯誤を繰り返した。ネット情報なども活用して、複合素材にきれいにメッキできる薬剤を見つけ、これが技術的なブレークスルーになった。銅、金色に輝く真ちゅう、ニッケルの3種類の仕上がりを用意し、「ジュエリーメッキ」として事業化した。

新しい製品・サービス:ジュエリーメッキ(ファーストシューズや首輪・リードなどのペット用品を銅・真ちゅう・ニッケルでメッキして残す加工サービス)

事業の効果

ジュエリーメッキを事業化し、ネットと東京・浅草や銀座などの取扱店6店を通じて注文を受けている。知名度の向上には苦労しているが、店頭や展示会で現物を見た人からは関心を持たれている。思い出の品を半永久的に残せる点が特徴で、記念品にメッキして贈る文化の定着を目指している。2020年の東京五輪では選手のシューズを記念にメッキする事業機会があり、アスリートの大きいサイズにも対応できる技術的めどが立っている。

今後の展望

加工料金は1足1万8000円(消費税抜き)で、月100足の加工を目指している。事業の成功に加え、人生の大切な場面を残したいと考えている。

事業者の声

大切なモノをメッキして残す文化を日本に定着させよう

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。