コジェネ、省エネ給湯器向け高精度、薄肉、極小曲げステンレスパイプの試作開発
新たにCNCパイプベンダーと画像寸法測定器を導入し、ステンレスパイプの開発を進めた。
効果:不良率(従来比) 1倍→0.1倍
前田工業株式会社
| 事業者名 | 前田工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 溶接 |
| 従業員数 | 40人 |
| 資本金 | 3,500万円 |
| 設立 | 1950年 |
前田工業は長らく、ある大手企業1社向けの生産設備の製造が事業のほぼ100%を占めていた。昭和60年代前半ごろ、その大手企業から時代の変化で仕事がなくなる可能性があると告げられ、最大のピンチを迎えた。そこで先代社長がレーザ加工の受託事業に活路を見いだし、現在はレーザ加工事業が同社の仕事の7割に達している。
抱えていた課題
やったこと
平成24年に独IPG製の出力30キロワットのファイバーレーザー発振器を導入し、板厚32ミリメートルの素材を1パスで貫通溶接できるようにした。大型加工物の溶接に向けて、20キロワットを超える高出力レーザに適した高出力用放物面鏡加工ヘッドを開発した。隙間の大きさの変化を検知するシームトラッキング機能と、検知データをもとに加工速度・レーザ出力・ワイヤ送給量を同時可変制御する機能を持つハイブリッドレーザ溶接システムを試作を重ねて完成させた。システム完成に不可欠な機器の購入にものづくり補助金を活用した。
新しい製品・サービス:ハイブリッドレーザ溶接システム(溶接線の追従と隙間検知を行うシームトラッキング機能と、加工速度・レーザ出力・ワイヤ送給量の同時可変制御を備えたレーザ加工のワイヤ供給量制御システム)
シームトラッキングとワイヤ送給量の同時制御により、従来に比べ格段に精度の高い溶接が行えるようになった。複数の企業がこの製品を評価し、システム導入の話が概ねまとまっている。開発の場を国内にとどめず海外にも広げ、米国、ドイツ、中国との技術交流を進めている。
今後は国内にとどまらず世界を視野に入れて開発や販路開拓を進め、同社の技術と製品が世界で活躍することを目指している。
これだけの出力なら必ず何かできる
公式の事例集より(原文のまま)
新たにCNCパイプベンダーと画像寸法測定器を導入し、ステンレスパイプの開発を進めた。
効果:不良率(従来比) 1倍→0.1倍
バレルの変形による挟まり不良を防ぐため、長期間にわたり変形の少ないC社製バレルに更新した。
鉛が主流のオモリに対して、特許を申請できるほど新しい合金素材を開発した。