多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
株式会社山田製作所
成果金型寿命 1倍→9倍
| 事業者名 | 株式会社山田製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県 刈谷市 |
| 業種 | はん用機械器具・生産用機械器具・業務用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 金型 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1955年 |
同社は車載用モーターなど自動車電装部品の絶縁体をメインに手がけており、材料はベークライト(フェノール樹脂)である。電気自動車向けの受注が好調で、ベークライトのプレス加工をメインで手がける点は珍しいとされる。電動化の流れが加速する自動車業界で、同社の存在感は増している。
抱えていた課題
やったこと
ワイヤ放電加工機を導入した。通電を避けるため油や水が使えない加工で、求める機能が充実していたため採用を決めた。条件出しから始まり、試作を経て量産用の超硬金型を製作した。その結果、従来の9倍以上という長寿命化に成功した。
| 加工機 | ワイヤ放電加工機 |
|---|
新しい製品・サービス:超硬金型(ベークライトのプレス加工用金型)
超硬金型の開発により金型の寿命が従来の9倍以上に延び、ベークライトのプレス加工の課題を克服した。次世代自動車の普及が進む中で受注が増え、繁忙が見込まれている。今後は自動車以外の絶縁体を用いる分野の開拓も図っていく。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
ベークライトのプレス加工を主力とし、超硬金型の内製化を進めてきたことは読み取れるが、経営戦略上の位置づけは明示されていない。
電気自動車向け受注が好調で、絶縁体の他分野開拓も図るとあるが、市場動向と自社の強みを突き合わせた記述は薄い。
金型寿命が半年ほどしかなく悩みだったという課題が明示され、超硬金型の開発で従来の9倍以上の長寿命化を達成したと記載がある。
従来の9倍以上という長寿命化の数値目標と成果が具体的に示されており、実現済みの成果として読み取れる。
社員の4割近くが女性で多忙な体制とあるが、補助事業を遂行する人材や事務処理能力の確保状況は書かれていない。
電気的特性や耐熱性を持つ絶縁体として自動車部品に用いられ、ベークライトのプレス加工という長所を生かす方針が明確に示されている。
条件出しから試作、量産用超硬金型の製作までの工程と、ワイヤ放電加工機の導入という遂行方法が具体的に書かれている。
公開されている事例からは読み取れません。
ベークライトのプレス加工を主力とし、金属プレスより加工条件が難しい分野で、同社の特殊な加工能力が際立つことが示されている。
次世代自動車の普及が追い風とされるが、国が補助する経済波及や雇用創出の観点は明示されていない。
従来の9倍以上の寿命化という効果は読み取れるが、補助金投入額に対する費用対効果の数字は示されていない。
ワイヤ放電加工機の導入で超硬金型を製作したが、デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献は具体的に書かれていない。
電気自動車など次世代自動車の普及に対応し、自動車産業の電動化分野へ進出する点はうかがえる。
刈谷市に拠点を構える点はあるが、地域の特性を活かした雇用や地域経済の牽引についての記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
次世代自動車の普及が加速することが想定され、順調に受注を獲得すれば繁忙がさらに進むため、新工場の建設も視野に入れている。
金属のプレス加工へのシフトは全く考えていない。ベークライトのプレス加工という長所をしっかりと生かす
公式の事例集より(原文のまま)
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
羽根回転によるせん断力とミル機能を一体化した微細化装置の試作・開発に取り組んだ。