ものづくり補助金平成25年度卸売業、小売業青森県

削り節製造のライン化による生産性向上と新規商品の試作開発

有限会社静岡屋

この事例のポイント

  • 現有設備は旧式のため、地場産品を原料とした珍しい削り節が望ましい花状にならない。
  • 新型の削り節製造設備を導入し、生産性向上を図った。
  • 粉状の削り節が出にくくなった。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社静岡屋
所在地青森県 八戸市
業種飲食料品卸売業
技術分野製造環境,複合・新機能材料
設立1954年

事業の背景

飲食業界では、地場産品の使用や他店にない珍しいだし商品で差別化を図る動きが強まっている。特に最近は、素材を粉砕した粉末状の製品が広く流通し始めている。弊社でも地場産品を原料とした珍しい削り節の製造を試みたが、現有設備が旧式であるため課題が残っていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度現有設備は旧式のため、地場産品を原料とした珍しい削り節が望ましい花状にならない。

やったこと

新型の削り節製造設備を導入し、生産性向上を図った。導入したのは組節スライサー(自動タイプ・FK-001)2台、全トラフコンベアー1台、洗浄機1台、スライサーの動力となるスーパーオイルフリーベビコン0.4LE-8T 1台である。新素材として青森県産の鮭節・鯛節・ふぐ節を調達し、大きく薄い削り節を製造した。あわせて、削り節の製造時に花状にならなかった粉末を活用しただしパックを試作開発し、鮭・鯛・ふぐの各削り節およびだしパックのサンプル評価を行った。

  • 加工機組節スライサー(自動タイプ・FK-001)2台
  • その他全トラフコンベアー1台洗浄機1台スーパーオイルフリーベビコン 0.4LE-8T 1台

新しい製品・サービス:鮭・鯛・ふぐの大きく薄い削り節と、削り節の製造時に花状にならなかった粉末を活用しただしパック

事業の効果

粉状の削り節が出にくくなった。原料の下処理では乾燥工程が不要になった。花状の削り節と粉末状の削り節を自動で選別できるようになった。生産性が向上した。サンプル評価では、鮭の削り節は風味と旨味が感じられ、鯛の削り節は焼き工程により香ばしさが強く、ふぐの削り節は白身魚ながら香ばしい節になった。

今後の展望

試作品を基にした量産体制が整い次第市場投入を行い、売上拡大を図る。青森県の「味感を育む「だし活」事業」を活用して販売促進を図り、県や市町村、JETRO等が主催する展示会へ出展する。将来的には節の加工場を建設して一貫生産体制を確立し、6次産業化に向けた取り組みを行う。

業種と困りごとが近い成果事例

東京都卸売業、小売業平成25年度

スライド式ホルダーを採用した床排水トラップの開発

製品形状を円形から正方形に変更し、一軸方向へのスライドで着脱できるスライド構造の床排水トラップ「スライドロック」を開発した。

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北海道卸売業、小売業平成26年度

DCパネルを用いた高性能吹き止め柵の開発

風向と風速を解析できるシミュレーション装置を導入し、3種類のDCパネルをどのように組み合わせると防雪効果が最も出るかを実証実験で繰り返し確…

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。