部品加工の精度向上と高効率化による競争力強化のための設備導入
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
株式会社昭和ドレストワダ研究社
成果1日あたりのサンプル裁断の型数 2型→4型
| 事業者名 | 株式会社昭和ドレストワダ研究社 |
|---|---|
| 所在地 | 青森県 十和田市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | 材料製造プロセス |
| 従業員数 | 68人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1970年 |
1970年(昭和45年)に誘致企業として青森県十和田市に進出し、国内アパレルメーカーからの受注で百貨店向けの一流ブランド婦人服を製造している。近年は「特殊加工」などに代表される合成繊維系の新素材や難素材の製品が増加傾向にある。一方で既存設備では受注に対応できず、当社の強みである「オールアイテム縫製」を活かせない状況にあった。
抱えていた課題
やったこと
積層式自動裁断機(CAM)を導入し、裁断工程の短時間化と高精度化を図った。この機械はコンベアが吸引室内に内蔵されて生地送りでの吸引が可能で、フィルターボックスとダストボックスを改良してブロワーホースの経路を簡略化している。CADで作成した裁断データをP-CAM上で編集できる付属ソフトも導入した。メーカーから依頼されたパターンを基に、デザイン性を考慮した高精度な縫製を検証するためワンピース(素材:レース)を試作した。難素材を用いた高精度な縫製の検証として、ボレロ(素材:シフォン、ジョーゼット)も試作した。
| 加工機 | 積層式自動裁断機(CAM) |
|---|---|
| ソフト | CAD裁断データ編集ソフト(P-CAM上で編集、付属) |
新しい製品・サービス:積層式自動裁断機により新素材・難素材への受注対応が可能になり、特殊加工の製品も受注できるようになった。
生地のバラツキがなくなり生産効率が向上し、CAMによる均一な裁断で品質が安定して作業能率も上がった。裁ち屑が減ったことで産業廃棄物の経費も削減できた。裁断時の地の目曲りが解消されたことで、新素材・難素材や多品種・小ロットの生産、以前は断念していた特殊加工も100%受注できるようになった。試作品はいずれも仕上がりが良く高評価を得た。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存設備で新素材に対応できず強みを活かせない状況だったと書かれ、課題と導入の関係は読めるが、経営戦略上の位置付けは具体的に示されていない。
新素材・難素材の受注増加と既存設備の限界、オールアイテム縫製という強みが具体的に書かれ、競争優位との関係が読み取れる。
裁断工程の時間ロスや精度不足という課題が明示され、短時間化・高精度化で受注機会損失を解消する方針が書かれている。
縫製枚数3%増や裁断型数の2型から4型以上への増加など数字はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員68名と記載があるのみで、補助事業を遂行する体制や事務処理能力についての記述はわずかにうかがえる程度。
百貨店向け一流ブランド婦人服、新素材・難素材対応、取引先アパレルメーカーの依頼に基づく試作など顧客と選ばれる理由が具体的。
今後の展望で販路拡大や雇用拡大に努めると述べるのみで、遂行方法やスケジュール、課題解決方法は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
特殊加工の合成繊維系新素材や難素材への対応を100%受注可能にし、高付加価値製品が大半を占めると書かれている。
誘致企業として十和田市に立地し、雇用拡大や国内縫製業界の回帰の動きに触れるが、波及効果は数字で示されていない。
裁ち屑減少による産廃経費削減や縫製枚数3%増など効果はあるが、補助金額に対する費用対効果の数値は示されていない。
CAD連携や裁断データ編集ソフトの活用はうかがえるが、地域やサプライチェーン全体へのイノベーション貢献は明示されていない。
国内縫製業界の国内回帰の動きに触れ、新素材分野へ進出する方向性がうかがえるが、構造転換との関連は明示されていない。
十和田市という地域での立地と雇用拡大の方針は読めるが、地域の特性を活かした付加価値創出の具体的な記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
積層式自動裁断機によって素材面の制約がなくなったため、アパレルメーカーに対して「オールアイテム縫製」を全面に打ち出せるようになり、より深い信頼関係を築けると考えている。国内縫製業界は人件費の上昇や海外製品の納期遅れなどを背景に国内回帰の動きが出始めている。今後は本事業の成果を活かし、販路拡大、雇用拡大、自社ブランドの進展に努める。
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。