新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
株式会社髙橋工業
| 事業者名 | 株式会社髙橋工業 |
|---|---|
| 所在地 | 宮城県 気仙沼市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 接合・実装 |
| 従業員数 | 10人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1985年 |
創業当時から造船業を営んできたが、漁業者の減少もあって、造船で培った鋼板加工技術を武器に建設分野へ進出した。東日本大震災で多くの漁船が流され、東北の小型漁船は一新された。従来からの課題だったFRP製船舶の廃船問題は、数年後に急激に表面化すると見込まれている。
抱えていた課題
やったこと
3次元設計CADを導入し、疑似曲面(多面体)による設計の簡易化とスピーディな設計対応を実証するため、試作船を建造した。従来の漁船にはないセミダブルハル船型で建造し、安定性と速力効率の向上を図った。建造後の海上試運転では設計で計画した船体性能を確認した。係船用フックや漁具庫ハッチなどの艤装品を規格化し、建造工期の短縮を図った。CADの習熟には若手技術者を選任し、造船技術後継者の育成に努めた。
| ソフト | 3次元設計CAD |
|---|
新しい製品・サービス:アルミ合金製の養殖漁業者向け小型船舶
3次元設計CADの導入により、疑似曲面の設計が簡単になり、1隻ずつ個別仕様の船舶を短期間で効率的に設計・製造できることが確認された。セミダブルハル船型により安定性と速力効率が向上し、海上試運転では全ての面で当初の計画通りの結果が得られた。艤装品の規格化により建造工期の短縮が図られ、若手技術者の育成にもつながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
造船と建築で培った技術力を活かし、アルミ合金小型船の試作に取り組む経緯は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは具体的に示されていない。
FRP船の廃船問題や価格面での苦戦が示され、個別ニーズへの対応力は読み取れるが、競争優位の定量的な裏付けは薄い。
FRP製漁船の廃船問題と、設計段階で3DCADを使い1隻ごとに個別設計する課題認識と対応が具体的に書かれている。
付加価値額や賃上げに関する目標値は示されておらず、船体性能が計画通りだったことのみがうかがえる。
若手技術者を選任してCAD習熟と後継者育成に努めたと書かれているが、補助事業の実施体制の詳細は薄い。
耐久性・リサイクル性・個別ニーズ対応の優位点と、養殖漁業者という顧客ターゲットが具体的に整理されている。
試作船建造、艤装品の規格化による工期短縮、電動推進システム開発による販売計画など段階的な方向性は示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
FRP製船舶の大量生産と異なり、アルミ合金小型船を個別設計で製造する高付加価値化の方向性が具体的に書かれている。
東日本大震災後の漁船一新やFRP廃船問題の社会課題解決への貢献は読み取れるが、雇用創出などの数値は示されていない。
費用対効果を示す補助金額や付加価値増加の数値は書かれておらず、工期短縮などの効果がわずかにうかがえる程度である。
3DCADの活用や電動推進システムによる環境対応が示され、地域水産業への貢献も書かれているが、サプライチェーン全体への波及は薄い。
環境配慮型の電動推進や漁業の安全性向上にふれており、産業構造転換への寄与がわずかにうかがえる。
気仙沼の地域漁業者向けに、地域を担う造船技術者の育成と地元課題の解決を目指す点が具体的に書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
アルミ合金製船舶は、リサイクル性と耐久性に優れ、火災や衝撃に強く、修復も容易といった優位点があり、個別ニーズにも対応可能で商品としての魅力度は高い。一方で価格面では量産のFRP製船舶との競争が予想されるため、量産によるコスト低減を図るとともに、バッテリー式の電動推進システムを開発して組み合わせた販売も目指す。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。
「きさげ」加工の作業効率と生産性、加工精度の向上を目標に、日本初となる革新的なダイスポッティングプレス機を自社で試作開発した。