自動投入ロボットとIoTを導入した木材加工ライン構築による生産性向上事業
木材加工ラインを見直し、カンナがけ・小割り・切り欠きなどの加工が1台でできる最新式の加工設備と、木材を真空吸着して自動で加工設備へ搬送・投…
効果:1日あたりの製材生産量 20㎡→23.4㎡
株式会社東京ファッション
| 事業者名 | 株式会社東京ファッション |
|---|---|
| 所在地 | 宮城県 亘理町 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 68人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1968年 |
国内の衣料市場では海外生産品に価格で対抗できず、多くの国内縫製工場が姿を消した。日本繊維輸入組合の統計によれば、平成27年度に国内で流通する製品の約97%以上が海外生産である。同社は東京都葛飾区で創業し、25年ほど前から百貨店などが扱う高級品に特化した。現在は重衣料から中軽衣料までを手がけ、特に薄くて軽いストレッチ素材の製品に評価が高く、売上の多くは中軽衣料が占めている。
抱えていた課題
やったこと
高難度素材の縫製を効率化するため、CADデータからレーザー加工機でミシンアタッチメントの型を作製し、プログラムミシンでパーツを縫う仕組みを導入して半自動化を実現した。ストレッチ素材では素材が伸びても縫い目が切れないよう、環縫いを多用した仕立てができるようにした。縫製前のパーツ工程をプログラムミシンで行うことで、ミシン調整の時間を減らした。熟練者と若年者の技術継承と作業の一定化を図るため、デジタル作業分析ソフトも導入した。
| 加工機 | プログラムミシン |
|---|---|
| 加工機 | レーザー加工機 |
| ソフト | デジタル作業分析ソフト |
プログラムミシンによる半自動化で、品質の安定化と作業効率の向上を図ることができた。経験の浅い若年スタッフでも正確な縫製ができるようになり、難素材を使った製品でも高い品質での生産が可能になった。ミシンの調整時間が減ったことで、小ロット・短納期への対応も可能になった。作業効率のさらなる向上と人材育成にもつながっている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
25年ほど前に百貨店向け高級品へ特化し、設備投資と技術力向上で取引先の信頼を得たと記載があり、過去の取組との連続性はうかがえる。
国内生産約97%以上が海外生産という市場状況と、難素材の縫製が断られていた自社の弱みを踏まえ、難素材対応で差別化した点が具体的に書かれている。
難素材の縫製に時間的ロスが大きいという課題を認識し、新設備導入で短時間縫製と小ロット・短納期対応を実現したと書かれている。
付加価値額や賃上げの目標値は記載がなく、生産効率向上の方向性のみがうかがえる。
若年層が多く亘理工場の平均年齢28歳、デジタル作業分析ソフトで技術継承を図っていると書かれているが、補助事業の遂行体制の記述は薄い。
薄くて軽いストレッチ素材の製造に評価が高く、小ロット・短納期を求める高級品メーカーが顧客ターゲットと明記されている。
最新設備導入の決断は書かれているが、スケジュールや中長期の課題解決方法の具体的な記載は見当たらない。
公開されている事例からは読み取れません。
難素材の縫製は技術的にも時間的にも難しく、断らざるを得ない案件があったため、高難易度分野での差別化が読み取れる。
国内縫製工場の減少や国内生産に転換するメーカーの増加が背景として書かれ、地域雇用への貢献も目指すとある。
費用対効果を示す数値や付加価値額の増加に関する記述は見当たらず、効果は定性的にとどまる。
CAD・CAMやレーザー加工機で型を作製しプログラムミシンで半自動化したと書かれ、デジタル技術の活用は読み取れるが、業界全体への波及は薄い。
国内生産への転換の流れに触れているが、日本経済の構造転換への言及は明確ではない。
東京都葛飾区創業後に亘理町と南相馬市へ工場を設けた地域拠点化と雇用による地域貢献が書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
この設備なら経験の浅い若年スタッフでも正確な縫製を行えるので、難素材を使用した製品でも高い品質での生産が可能になりました。機械の調整時間も少ないので、小ロット・短納期への対応が可能となったことも大きいです
公式の事例集より(原文のまま)
木材加工ラインを見直し、カンナがけ・小割り・切り欠きなどの加工が1台でできる最新式の加工設備と、木材を真空吸着して自動で加工設備へ搬送・投…
効果:1日あたりの製材生産量 20㎡→23.4㎡
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
納品物量の増加に対応するため組み立て式冷蔵庫を導入し、納品収納に余裕を持たせるとともに、物の定位置化により物を探す時間を省いた。
効果:導入前後の作業時間・人件費を比較し、月間75万円の削減効果が確認できた。