ものづくり補助金平成25年度製造業山形県

高付加価値製品の短納期化とコストダウンを実現する生産管理システムの導入

株式会社飯塚製作所

この事例のポイント

  • 顧客からの部品製作に関する短納期化とコストダウンの要求に対応することが課題になっていた。
  • 受注製品を一貫して管理できる生産管理システムのソフトを導入した。
  • 複数ソフトへの入力が一つになったことで人的ミスが解消され、時間短縮と情報共有が実現した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社飯塚製作所
所在地山形県 酒田市
業種生産用機械器具製造業
技術分野精密加工
従業員数25人
資本金1,000万円
設立1976年

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力顧客からの部品製作に関する短納期化とコストダウンの要求に対応することが課題になっていた。
  • 人手・技能見積、受注、売上請求、発注受入、在庫などを複数のソフトで別々に入力していたため、二度三度の手間がかかりミスも生じていた。
  • 人手・技能顧客から納期の問合せがあっても、担当者不在だと即答できない場合があった。

やったこと

受注製品を一貫して管理できる生産管理システムのソフトを導入した。顧客から見積依頼があった時点でシステムを使い、見積書の情報を同一ソフトで受注、発注、製造情報などに展開して管理する。途中の納期変更にも対応し、納品、在庫、請求書発行まで一貫して行う。情報は事務所と工場のどちらからも確認でき、全員がいつでも共有できるようにした。

ソフト生産管理システムソフト

事業の効果

複数ソフトへの入力が一つになったことで人的ミスが解消され、時間短縮と情報共有が実現した。紙での管理も不要になり、ムダやミスもなくなりつつある。顧客の納期問合せにはその場で即答できるようになり、時間短縮と顧客の信頼につながった。月初に月末の売上や経費を予測できるため、営業計画がより鮮明になった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.1 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    過去の取組との一貫性は読めないが、生産管理システム導入が長年の課題だったと書かれ、経営課題への対応として位置付けられている。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    顧客からの短納期化・コストダウン要求にふれるのみで、市場動向や自社の強み・弱みの分析は読み取れない。

  • 課題の認識と解決4

    短納期・コストダウンの課題と、二度三度の入力の手間やミスという現状課題が示され、システムでの解決が書かれている。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    時間短縮やミス解消は書かれるが、付加価値額や賃上げの数値目標は示されていない。

  • 事業を進める体制3

    従業員全員が活用していると書かれ、スキルアップ支援も言及されるが、体制の具体的な人数や役割は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    顧客からの納期問合せへの即答による信頼向上が書かれるが、ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。

  • 事業化までの道筋3

    ソフトの改良更新やデータ活用の検討が今後の展望として書かれるが、スケジュールや解決方法は明確ではない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性20%
  • 新しさ・高付加価値1

    公開されている事例からは読み取れません。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 費用対効果2

    時間短縮やミス解消が書かれるが、補助金額に対する付加価値増加などの費用対効果の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献2

    データ活用の検討は書かれるが、デジタル技術によるサプライチェーンへの貢献は具体的に読み取れない。

政策面20%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及1

    公開されている事例からは読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

生産管理ソフトの改良更新に取り組み、使いやすくしていく。構築したデータの活用方法を検討し、受注確保につなげたい。特定の顧客や業種に偏らない受注を続けるため、確実な生産体制と管理が不可欠と考えている。技能検定など従業員のスキルアップも積極的に支援し、技術力を強化して新規営業につなげる。

業種と困りごとが近い成果事例

大阪府製造業平成25年度

MRI用超電導マグネット監視装置の生産体制強化

制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。

効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。