回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社アーバンデリバリー
| 事業者名 | 株式会社アーバンデリバリー |
|---|---|
| 所在地 | 山形県 酒田市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | 精密加工,立体造形 |
| 従業員数 | 28人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1991年 |
当社は婦人服の縫製・製造を行い、親会社の株式会社アーバンルックから縫製事業・プレス事業を請け負っている。以前から自社独自で展示会に出展するなど、ものをつくる部分の強化に挑戦してきた。アパレル各社が顧客を獲得するために展示会の回数を増やしており、サンプル縫製事業の拡大は確実と見込まれていた。現在は14人体制で縫製事業に携わっている。
抱えていた課題
やったこと
自動裁断機CAMを導入し、サンプル製造の裁断を機械化した。これにより、多くの人員を必要としていた裁断業務を他の縫製業務にあたらせることが可能になり、時間短縮と正確な裁断が実現できる。縫製事業部・プレス事業部・洗い事業部を備える強みを活かし、工程自動化などにより生産性を向上させ、サンプル縫製事業への特化を目指した。従来は手作業で多くの人手を要したが、現在は一人のスタッフで断裁作業を担当している。
| 加工機 | 自動裁断機CAM |
|---|
設備導入後は生産効率に確実な成果があらわれている。自動裁断機はアパレル業界内でもまだ一部しか導入していないと思われ、他社との差別化につながっている。スカート・パンツを中心に付加価値の高い小ロット商品を受注し、納期短縮・品質・生産性向上が図れた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
縫製事業を強化しサンプル縫製に特化する方針が示されるが、過去の取組との連続性を具体的に説明する記述は薄い。
展示会回数増によるサンプル需要拡大を見込み、縫製・プレス・洗いの社内体制を強みとして特化を目指す流れが読み取れる。
手作業の裁断に時間がかかる課題を認識し、自動裁断機導入で時間短縮と正確な裁断を図る実効性のある計画が読み取れる。
納期短縮や生産性向上への言及はあるが、付加価値額や賃上げの具体的な目標値は書かれていない。
現在14人体制で縫製事業に従事し、設備の操作技術向上に努める方針が書かれているが、体制の詳細は薄い。
有名ブランド品のサンプル縫製に実績があり、展示会向けサンプルの需要が確実に拡大するという顧客ニーズの裏付けがある。
次の春夏SS向けサンプル縫製から本格稼働し、年2回の展示会と秋冬・春夏の社内体制整備という時期的な段階計画が示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
スカート・パンツ中心の付加価値の高い小ロット商品を受注しているとあるが、高価格化の水準までは示されていない。
新たな雇用創出や川上・川下への波及効果などの国が補助する積極的理由は、事例からはわずかにうかがえる程度。
裁断業務を一人で担当できるようになり人員を他業務に振り向けるとあるが、投入額に対する効果の数値は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
山形県酒田市の縫製・プレス事業者として県内随一のプレス事業部を持つ点が地域性として読み取れるが、地域への波及は具体的でない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
来年度の春夏(SS)向けサンプル縫製に取り組み、受注に向けて本格稼働させる。その後も年2回の展示会や秋冬(AW)・春夏(SS)と社内体制を整え、受注拡大を図っていく。操作技術の向上にも努める。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。
効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった