金型用圧縮バネ等の電着塗装化の試作と小型・多色対応可能な専用設備の開発
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
沖縄クチャ・赤土造形企業組合
| 事業者名 | 沖縄クチャ・赤土造形企業組合 |
|---|---|
| 所在地 | 沖縄県 南城市 |
| 業種 | 窯業・土石製品製造業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 4人 |
| 資本金 | 40万円 |
| 設立 | 2002年 |
当組合は沖縄県内で陶業に携わってきた4名が2002年に設立した企業組合で、赤瓦の製造を中心とした窯業を続けてきた。焼き物の基本となる石膏型の製造には高度な技術が必要だが、熟練職人の退職後は技術者が不足していた。県内陶器産業の石膏型製造市場は成熟しており、石膏型の供給は主に県外発注となっていた。
抱えていた課題
やったこと
沖縄県工業技術センターの助言を受け、切削加工機としてモデリングマシンMM800Fnを導入した。製図はCADソフトで行い、3D-CADで設計したモデルのデータを基に加工する方式とした。切削により1/1000mm単位での加工が可能となり、切削石膏型を用いて排泥鋳込みや圧力鋳込みによる陶器の試作品づくりを行った。手作業の攪拌では均一に混ぜるのが難しく品質が安定しなかったため、追加で真空石膏攪拌機を導入して石膏の攪拌工程も機械化した。
| 加工機 | モデリングマシン MM800Fn |
|---|---|
| ソフト | 3D-CADソフト |
| その他 | 真空石膏攪拌機 |
新しい製品・サービス:3D-CADで設計した個別デザインの石膏型や圧力鋳込用丸皿石膏型など、石膏型の新たな活用方法の提案
切削加工機の導入により、熟練工に頼らなくても寸分の誤差なく石膏型を製造できるようになり、製品の品質が安定した。製品の修正の手間が大幅に削減され、作業工程管理やスケジュール調整も容易になって生産効率が向上した。既存デザインに限られていた石膏型を個別デザインでも同程度の価格で提供できるようになり、マイナーチェンジも容易になった。県内顧客にとっては県外発注に比べ輸送費が削減され短納期となり、離島の業者にも喜ばれて新たな取引先の開拓につながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
県内陶業4名で設立し赤瓦製造の窯業を続けてきた経緯は読み取れるが、経営戦略上の位置付けの明示は薄い。
県外発注が主で県内メーカーが主要ターゲットと書かれ、輸送費削減や短納期が強みとして示されるが、競争優位の定量的裏付けは薄い。
石膏職人の退職で技術不足という課題を挙げ、切削機導入で手作業を機械化し、誤差のない製造で生産性向上を図る具体的な計画が読み取れる。
生産性は向上したと書かれるが、付加価値額や賃上げの目標値や数字は示されておらず、わずかにうかがえる程度。
CAD研修を受け、プログラミング技術を習得して試作を繰り返したと書かれ、体制の一端は読み取れる。
県内陶器メーカーを主要ターゲットとし、個別デザインを同程度の価格で提供、輸送費削減と短納期のメリットを具体的に示している。
試作・真空攪拌機の追加導入、三つ割型・四つ割り型の試作開発、必要な設備投資という段階的な進め方が示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
既存の手作り石膏型から、1/1000mm単位の切削による個別デザイン対応へ高度化し、同価格で提供できる高付加価値化が示されている。
赤瓦文化の継承と近代的生産の融合、県内産業の地産シェア減少への対応という地域的意義が読み取れるが、波及効果の数字は薄い。
生産効率の向上や修正手間の大幅削減とあるが、補助金額に対する費用対効果を示す数字は書かれていない。
3D-CADデータ活用で原型製作工程を不要にした点は示されるが、サプライチェーンへの貢献としては記述が限定的。
公開されている事例からは読み取れません。
沖縄の赤瓦文化と地域の資源を活かし、離島業者にも提供している点から地域特性の活用が読み取れるが、雇用創出の記述はない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
県内陶器製造メーカー等を主要ターゲットとし、個人作家などの小口ユーザーへのサービス提供を強化する。さらに大型の石膏型の製造に向けて三つ割型・四つ割り型の試作開発を進め、必要な設備投資を行って新たな顧客層へアプローチしていく。
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
可視カメラと熱画像センサーを使ったホットメルト接着検査装置のシステム開発と製品プロトタイプシステムの開発に取り組んだ。
既存の洗米浸漬工程に、洗米機の出口から落ちる米を数個に分けて受け、適正な時間の後に一気に排水するジャンボックス(浸漬槽)を導入した。