回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社ヒバラコーポレーション
| 事業者名 | 株式会社ヒバラコーポレーション |
|---|---|
| 所在地 | 茨城県 東海村 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 表面処理 |
| 従業員数 | 40人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
同社は工業塗装、金属塗装を主な事業とし、発電所の操作盤や屋外鉄骨から小さな部品まで多様な製品の塗装を行ってきた。環境に配慮したエネルギーへの注目を背景に、発電所は陸上から洋上へ移行する傾向にある。
抱えていた課題
やったこと
DLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)膜をプラズマ蒸着で形成し、洋上風力発電の制御機器等に使える高い防錆性を持つフィルムを開発した。ガスバリア機能を持つ化学蒸着方式(CVD)と、傷に強い耐衝撃性を持つ物理蒸着方式(PVD)の両方を組み合わせるため、CVDとPVDのどちらでも成膜できる機器を設計から手がけ、オリジナルのプラズマ蒸着装置「HIPAX」を完成させた。装置は膜の形成時に様々な条件を設定でき、数ナノメートルから数百ミクロンまでの膜厚に対応するため、塗装での厚膜化の問題も解決できる。また社内ソフトウエア開発チームが、DLC実験結果の集積・分析システムを新たに構築した。
新しい製品・サービス:洋上風力発電の制御機器等に用いる防錆性を持つDLCフィルム、および防錆・潤滑・抗菌・離形・撥水・バリア・耐摩耗などの機能を持たせるDLC膜。
DLC膜の防錆性やバリア性などを、膜形成の条件を変えて最も効果的に発揮させる実験に着手できるようになった。実験データを集積・分析するシステムにより開発スピードの向上が見込まれる。0.2ミクロンの薄い高機能膜も実現している。今後は航空機や医療分野への応用が期待され、錆進行判定チェックシールや抗血栓性を利用した血液検査機器などの提案も行う。
DLC技術は今後発展する可能性が高いと考えており、金属・樹脂などさまざまな素材への応用を進める。現在は装置での実験を重ね、素材や条件づけのデータを集積している段階である。
そのためにはスタッフの知恵を生かし、組織力と人間力を高めることが一番大切
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
本事業で大型タレットパンチプレス機「アマダ社製CNCタレットパンチプレス EMK3612M2」を導入した。
効果:不良率 7%→2%
小ロット・多品種・短納期の要求に応えるため、曲げ加工の対応力を強化する目的で高性能プレスブレーキ(デュアルドライブプレスブレーキ)を導入し…
効果:曲げ加工担当者数 3人→2人