回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社大塚製作所
成果工程は2割ほど削減
| 事業者名 | 株式会社大塚製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 茨城県 水戸市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 40人 |
| 資本金 | 1億円 |
| 設立 | 1949年 |
同社は1949年創業で、機械加工を補助する治工具や省力化機器を設計・製作してきた。治工具は製品ごとにオーダーメイドで作られ、ミクロン単位の精度が求められる。長期間取引のある顧客が多く、顧客からは納期、コスト、精度のさらなる改善が期待されていた。
抱えていた課題
やったこと
円柱状の比較的大型の治工具を製造する工程の効率化と高精度化を図るため、立型複合研削盤を新規導入した。この装置は円柱を立てたまま外側と内側を研削でき、プログラム制御により、あらかじめ設定した数値で研削を行う。これにより従来の技師の技術力に頼っていた部分をカバーし、重力による不安定さを払拭して微調整の必要をなくした。その結果、工程は約2割削減され、納期も短縮された。最終工程では三次元測定システムで品質を保証している。
| 加工機 | 立型複合研削盤 |
|---|---|
| 検査測定 | 三次元測定システム |
立型複合研削盤の導入により、円柱を立てたまま内外を研削できるようになり、重力による不安定さがなくなって微調整も不要になった。工程は約2割削減され、従来技師の技術力で補っていた部分も数値設定でカバーして高い精度を実現した。納期も短縮され、顧客ニーズに応える高精度・短納期・低コストの部品供給が可能になった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来67年、治工具と省力化機器の設計製作に従事し長期取引先が多いと書かれ、過去の取組との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
高精度や熟練技師の技術、長期取引の信頼が強みとして示されるが、市場や顧客動向の分析は記載されていない。
熟練技師の作業時間が長いという課題を認識し、立型複合研削盤導入で工程を2割削減、納期を40日から短縮と具体的に書かれている。
高精度5ミクロン、短納期3週間、15%のコストダウンという数値目標が示され、工程削減や納期短縮の成果も記載されている。
熟練技師と若い世代が新システムに取り組み同等の製品を生めるよう育っていると書かれるが、補助事業の体制や事務処理能力は具体的でない。
顧客ニーズへの対応として納期、コスト、精度が挙げられ、設計から仕上げまでの請負も示されるが、ターゲット顧客は明確でない。
今後の取り組みとして技術追求と新規顧客獲得が語られるが、遂行スケジュールや課題解決の方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
治工具は高精度が求められる分野だが、同分野で高価格化を図るとの明示はなく、一般的な普及度についても書かれていない。
製造業の部品精度向上が社会インフラや製品品質に寄与する旨は語られるが、経済波及や雇用創出の具体的な記述はない。
工程2割削減、納期40日からの短縮、15%のコストダウン目標など、効率化の数値が示されており費用対効果を読み取れる。
三次元測定システムによる検査体制は書かれているが、サプライチェーンへの貢献や新しいビジネスモデルは記載されていない。
大量生産や高精度部品の需要増に触れるが、日本経済の構造転換に資するとの記述はない。
水戸市の本社所在地と創業以来の地域企業であることは書かれるが、地域の特性を活かした成長牽引としての記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
新たな顧客を獲得するとともに、さらに深く技術を追求し、今の顧客に納期、コスト、精度でさらに喜んでもらうことを目指している。
新たな顧客の獲得とともに、さらに深く技術を追求することで、今の顧客に納期、コスト、そして精度でさらに喜んでもらえるようになりたいと思います。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
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