ものづくり補助金平成25年度製造業茨城県

医療系精密部品・半導体部品加工対応レーザー切断機の導入

有限会社菊池製作所

成果切断時間を30%程度向上できた

この事例のポイント

  • 従来機では実現できなかった難材切断や高精度の切断面を得ることが難しかった。
  • 切断機のビームの品質、難材への加工、穴開け(ピアス)速度とノズルの摩耗の相対関係、切断部分や素材を変更する場合の速度などを検討し、現在発売されているレーザー機種から3種に絞り込ん…
  • 切断時間を30%程度向上できた。高精度レーザー切断機の導入により切断精度が高まり、医療用部品に必要な精密さが得られるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社菊池製作所
所在地茨城県 水戸市
業種金属製品製造業
技術分野精密加工
従業員数40人
資本金300万円
設立1960年

事業の背景

創業から約60年の金属加工会社で、設計から製作・試作・量産までを社内で一元管理している。車両部品、重電部品、食品装置、自動省力機器、建築・土木部材など幅広い分野に携わっている。「何でも作れる」から「ここでしか作れない」製品へ移行することを重視し、付加価値の高い医療や半導体分野への参入を視野に入れていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力従来機では実現できなかった難材切断や高精度の切断面を得ることが難しかった。
  • 新製品・新技術医療や半導体分野の、より精密な部品を加工できる体制がなかった。
  • 品質・精度ステンレスやアルミなどの難材切断で切断面の安定性が得られず、厚板の切断は他社へ依頼していた。
  • 人手・技能材質や板厚が変わるたびに段取り変更作業が必要で、作業時間がかかっていた。

やったこと

切断機のビームの品質、難材への加工、穴開け(ピアス)速度とノズルの摩耗の相対関係、切断部分や素材を変更する場合の速度などを検討し、現在発売されているレーザー機種から3種に絞り込んだ。目標課題から検討した結果、AMADA製FOMII型を導入した。標準のレンズではなく、難材や薄板の高精密切断に最も能力を発揮する集光性の高いブラックレンズを採用した。

  • 加工機AMADA製FOMII型レーザー切断機

事業の効果

  • 切断時間を30%程度向上できた

高精度レーザー切断機の導入により切断精度が高まり、医療用部品に必要な精密さが得られるようになった。ステンレスやアルミなどの難材が容易に切断でき、ステンレスの切断面は格段にクリーンになって品質が向上した。以前は他社に依頼していた厚板の良好な切断面も安定して得られるようになった。段取り作業の簡略化と材料投入装置により作業時間が大幅に短縮され、切断時間も30%程度向上した。

今後の展望

インコネル、ハステロイ、チタン、ZAMなど切断しにくい材料への切断条件を向上させ、それらの営業展開による新たな受注拡大につなげたいとしている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。