ICT砂防プロジェクトの推進及び活用範囲の拡大
平成31年度ものづくり・商業・サービス高度連携促進補助金を利用し、高度なUAV測量技術を持つアイエイチプランニングと連携した。
小坂建設株式会社
成果燃焼時間 12時間→8時間
| 事業者名 | 小坂建設株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 群馬県 沼田市 |
| 業種 | 総合工事業 |
| 技術分野 | バイオ,複合・新機能材料 |
| 従業員数 | 21人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1954年 |
当社は群馬県沼田市に本社を置く総合建設業者で、利根沼田地域の放置竹林の荒廃公害が悪化の一途をたどっていた。地主の高齢化や民間所有などの事情から竹林は放置されがちで、竹は処分にも経費がかかっていた。当社は伐採した竹を現地でチップ化し土壌改良材として利用する試みで一定の成果を上げていた。
抱えていた課題
やったこと
窒素雰囲気型炭化炉を試作開発したトウネツに依頼し、同炉を竹炭製造用に改良して大型化した装置を製作した。装置の真空引きでは炉内に温度のムラができ焼きムラが発生したため、コンピュータの制御パターンを操作し真空に引くサイクルを30分に1回とすることで炉内の対流を起こし問題を解決した。試作を繰り返し、燃焼時間は当初の12時間から8時間へ短縮した。電子顕微鏡で竹炭特有のハニカム構造と、吸着作用のもととなるミクロポリアの微細孔を確認した。装置は当初予定していた軽量化と小型化は達成できなかったが、300℃以下の低温で8時間以内に炭を作り、1日2回以上(660キロ)の生産とコンピュータによる炉内温度の自動制御という目標を達成した。
| 加工機 | 窒素雰囲気型炭化炉(竹炭製造用に改良・大型化した低温炭素化装置) |
|---|
新しい製品・サービス:低温炭素化技術を用いた竹炭
300℃以下の低温で8時間以内に竹炭を製造でき、1日2回以上の生産とコンピュータによる炉内温度の自動制御を達成した。試作した竹炭は活性炭を上回るアンモニア吸着作用があると考えられ、大きな可能性が分かった。B to Bでは大手量販店や取引先との取引を想定し、B to Cではネット販売を始めた。2020年の年間売上は990万円を見込んでいる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
放置竹林の荒廃対策として土壌改良材のチップ化に一定の成果を上げた経緯が書かれ、竹炭商品開発への流れはうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
放置竹林の荒廃や竹に利用価値がないという環境は書かれるが、自社の経営資源の強みとの関係は具体的に述べられていない。
竹の利用価値がない課題に対し、低温炭素化による竹炭商品化で付加価値を高める方針が書かれ、課題と解決策の対応は読み取れる。
300℃以下で8時間以内、1日2回以上(660キロ)生産、2020年の年間売上990万円見込みと数値目標が示されている。
従業員数21人と装置を外注したことは書かれるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の詳細は書かれていない。
B to Bの取引先やB to Cのネット販売、人体無害・吸着などの特徴が具体的に書かれ、顧客と価値が整理されている。
燃焼時間12時間から8時間への短縮や炉内対流の解決など試作の課題解決経過は書かれるが、中長期スケジュールは示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
低温炭素竹炭は活性炭を上回るアンモニア吸着作用を持つとされ、用途も多岐にわたり、同分野で高付加価値を狙う内容が読める。
全国的な放置竹林の荒廃公害や地滑り・害虫の発生など社会課題が書かれ、国が補助する理由の一端はうかがえる。
費用対効果を示す投入額や付加価値増加額の記載はなく、売上見込みのみでありわずかにうかがえる程度。
低温炭素化による竹の商品化で荒廃竹林対策に貢献する構想はあるが、デジタル技術や地域サプライチェーンへの波及は具体的でない。
公開されている事例からは読み取れません。
利根沼田地域の放置竹林問題を地域特性として捉え、竹を地域の付加価値商品に変える事業であることが具体的に書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
2020年の年間売上は990万円と見込んでいる。
平成31年度ものづくり・商業・サービス高度連携促進補助金を利用し、高度なUAV測量技術を持つアイエイチプランニングと連携した。
産業用動力回転装置の軸受け部の振動を連続計測・監視する振動検出音響COM型センサ(AEセンサ)による振動計測監視システムを試作開発した。
養豚場糞尿を原料とするメタン発酵発電設備から出る消化液を低コストで処理する設備を試作開発した。
効果:処理水のBODは目標20mg/L以下をクリアし14.6mg/Lとなった。