ものづくり補助金平成29年度製造業滋賀県

多様化する多品種少量生産に対応するための社内IoT化に向けた設備投資

大一プレス工業株式会社

成果製品の対応品種数 1,100品種→1,700品種

この事例のポイント

  • リーマンショック以降に大手の事業再編の影響を受け、少品種大量生産から多品種少量生産へ事業の軸足を移す必要があった。
  • 受注業務と生産管理業務を自社開発したシステムで自動化し、注文一覧や現品票から図面を自動で検索して製造現場へ転送する受注システムを導入した。
  • 製品の対応品種数 1,100品種→1,700品種。受注・生産管理のシステム化により、約1100品種の多品種生産に対応できる体制が整った。

事業者のプロフィール

事業者名大一プレス工業株式会社
所在地滋賀県
業種金属製品製造業
技術分野精密加工,機械制御

事業の背景

大一プレス工業は、リーマンショック以前は大手家電メーカーの部品加工という少品種大量生産が主力であった。リーマンショック以降は大手の事業再編の影響を受け、工場設備という多品種少量生産の市場へ事業の軸足を切り替えた。現在は約1100品種の多品種生産に対応し、電源機器、オフィス家具、食品機械など多様な業種へ製品を納入している。中国・アジア地域では経済発展に伴い日本の食品機械の需要が伸びており、食品機械メーカーから増産体制を強く要望されている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力リーマンショック以降に大手の事業再編の影響を受け、少品種大量生産から多品種少量生産へ事業の軸足を移す必要があった。
  • 人手・技能多品種少量生産を実現するには人手による受注業務と生産管理業務のシステム化が本質的な課題であった。
  • 生産能力食品機械の需要増に対応するため、現在の約1100品種から1.5倍の1700品種の多品種生産体制を構築する必要があった。
  • 生産能力ネック工程である曲げ工程の生産性と加工精度を高める必要があった。

やったこと

受注業務と生産管理業務を自社開発したシステムで自動化し、注文一覧や現品票から図面を自動で検索して製造現場へ転送する受注システムを導入した。生産管理システムでは各工程の進捗を管理し、バーコードリーダーで加工データを取得する仕組みとした。加工図面はデータベース化した。ネック工程である曲げ工程へ最新設備を導入し、設備単体の生産性・加工精度に加えて、受注・生産管理の社内システムとの連携性を重視して計画した。

加工機最新曲げ設備
ソフト受注システム(自社開発)
ソフト生産管理システム(自社開発)
検査測定バーコードリーダー

事業の効果

  • 製品の対応品種数 1,100品種→1,700品種

受注・生産管理のシステム化により、約1100品種の多品種生産に対応できる体制が整った。システム導入はトレーサビリティの確保にもつながっている。今後は曲げ工程への最新設備導入と社内システムの連携により、食品機械の増産要望に応えられる1700品種の生産体制を目指す。

今後の展望

食品機械を中心にアジア地域の需要増に対応し、1700品種の多品種生産体制を構築する。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。