ものづくり補助金平成24年度滋賀県

先端計測・分析用キャピラリの量産技術

湖北工業株式会社

この事例のポイント

  • フローセル用の高精度な石英キャピラリを量産するには、製造の安定性と再現性を高める必要があった。
  • 石英ガラスのリドロー加工におけるキャピラリ内径測定を自動化するため、エリアカメラを導入し画像処理を最適化した。
  • キャピラリの内径測定が自動化され、測定精度が上がって量産技術が確立した。

事業者のプロフィール

事業者名湖北工業株式会社
所在地滋賀県 長浜市
業種はん用機械器具製造業
技術分野高機能化学合成
従業員数169人
資本金3.5億円
設立1959年

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度フローセル用の高精度な石英キャピラリを量産するには、製造の安定性と再現性を高める必要があった。
  • 人手・技能キャピラリの目視検査に時間がかかり、作業者の疲労も大きかった。
  • 品質・精度キャピラリの切断時に治具固定用のワックスが内部に混入し、切断面にカケが発生していた。

やったこと

石英ガラスのリドロー加工におけるキャピラリ内径測定を自動化するため、エリアカメラを導入し画像処理を最適化した。ガラス加工の溶融温度を最適化し、サーモビュアを導入してバーナー温度を数値で管理できるようにした。切断時の治具固定方法を変更し、切断機のブレードの厚みも変えた。目視検査では実体顕微鏡とCCDカメラを導入し、不良を自動判定する画像処理ソフトを作製した。石英ガラス原材料の不純物混入を防ぐため、ISOクラス1の環境を実現するクリーンベンチを導入した。

新しい製品・サービス:化学分析用フローセルに使うスクエアホールキャピラリ

事業の効果

キャピラリの内径測定が自動化され、測定精度が上がって量産技術が確立した。測定値のデータベース化によりトレーサビリティも向上した。溶融温度の数値管理で再現性が向上し、切断時の不良も減って不良率が下がった。外観検査では検査時間が短縮されてコストが下がり、判定のばらつきがなくなって品質も向上した。検査経験の浅い人でも良否判定ができるようになり、多能工化で生産性も上がった。

今後の展望

医療、薬、化学メーカーや各種医療・研究機関、分析器メーカーへの大きな販売が期待できる。今後も新しい価値を創造し、オンリーワン企業を目指す。

業種と困りごとが近い成果事例

東京都平成24年度

不良率の低減とコストダウンの確立

スマートメーター専用の治具を開発し、部品ごとに治具形状と掛け数を同期化することで、同一電流量での多品種部品のめっき加工を可能にした。

効果:生産量 100%→130%

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。