回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社浜野製作所
| 事業者名 | 株式会社浜野製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都 墨田区 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 従業員数 | 39人 |
| 資本金 | 1,500万円 |
浜野製作所は、医療関係向けに多く見られる工程が複雑で部品点数の多い少量多品種の組立製品を手がけている。現在、取引関係にある医療関連メーカーからの受注があり、年間売上高の1割弱を占めている。ただし顧客のもつ発注可能枠の半分以下にとどまっているため、受注金額を拡大する余地があった。
抱えていた課題
やったこと
既存の生産管理システムを補完する形で更新し、作業実績の電子管理、製品・半製品在庫のリアルタイム把握、作業情報の電子化の3点に取り組んだ。各現場に端末を設置し、作業者がバーコードで端末に読み込んで工程進捗を入力できるようにした。進捗は社内工程で未着手・着手済・完了の3ステータス、外注や購入部材で未発注・発注済・受入完了の3ステータスで管理し、購入部品は未手配・配送中・完了・検収の状況をリアルタイムで把握できるようにした。見積用ソフトと生産管理システムをリンクさせ、見積の工程や見積時間を手配時に参照して予実対比を行い、生産管理システムとCAD/CAMシステムをネットワーク化して作業指示書に立体図形や展開図を埋め込む計画を進めた。Excelで作られていた作業手順情報は生産管理システムの製品マスターデータに移管した。
| ソフト | 生産管理システム |
|---|---|
| その他 | 作業進捗入力用の現場端末 |
| その他 | バーコード読取機 |
| ソフト | 見積用ソフト |
| ソフト | CAD/CAMシステム |
作業進捗が部品ごとに把握できるようになり、アッセンブリ物を中心に作業の一元管理が可能になった。作業者ごとの作業量も管理でき、ネック工程の把握と作業者の振り分けが適切に行えるようになった。製品ごとに次工程に着手できるかが明確になり、日次作業計画の作成が容易になった。手順書データへの一元的なアクセスにより、転記漏れや版の混在といったヒューマンエラーも排除された。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
現行の生産管理システムを補完する形で生産管理の高度化に取り組むとあり、過去の取組との連続性は読み取れるが、経営戦略上の位置づけは具体的に書かれていない。
医療関連メーカーからの受注が年間売上の1割弱あり、顧客の発注可能枠の半分以下に留まるため拡大余地があると記載され、強みと市場の関係が読み取れる。
作業実績の電子管理、在庫のリアルタイム把握、作業情報の電子化を課題解決策とし、5カ年計画で倍増、付加価値額年率3%向上の目標が数字で示されている。
付加価値額年率3%向上、経常利益年率1%向上の目標が示されているが、その実現根拠の数字は限定的である。
事業遂行の体制や人材、事務処理能力について記載はなく、わずかに生産管理の運用体制がうかがえる程度である。
短納期・多品種対応という顧客ニーズと、医療関連メーカーからの受注拡大という対象顧客が明確に書かれている。
既存システムの補完、端末設置、データ移行、改定作業の完了時期などの進め方が段階的に書かれ、課題の解決方法も示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
少量多品種の医療向け組立製品の生産管理という分野で、一般的な普及度や高付加価値化・高価格化の記述はわずかにうかがえる程度である。
医療分野の製品供給や風力発電機、材料研究装置の製作案件増加が書かれ、地域の製造業の発展への貢献意図はあるが、国が補助する積極的理由は薄い。
付加価値額年率3%向上、経常利益年率1%向上の目標が示されるが、補助金投入額との対比による費用対効果の記載はない。
生産管理システムとCAD/CAMのネットワーク化やデータの電子化が書かれ、サプライチェーンへの貢献も一部うかがえるが、具体性は薄い。
医療製品や風力発電機など成長分野への進出がうかがえるが、日本経済の構造転換への言及は明確ではない。
東京都墨田区の町工場として地域の工場資源を活用したプロジェクトに触れるが、地域経済の牽引としての記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
医療関連メーカーへの販売拡大が見込まれ、既存取引先からの発注金額拡大を5カ年計画で進める。医療以外の風力発電機や材料研究用装置などの受注にも広げ、導入設備を生産転用して付加価値額を年率3%、経常利益を年率1%向上させる予定である。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。