ものづくり補助金平成25年度学術研究、専門・技術サービス業神奈川県

世界初の浮床モバイルコテージにより「自然公園活用促進・自然保護・災害対策」を同時実現

株式会社MARIO DEL MARE 一級建築士事務所

この事例のポイント

  • 人が乗っても支えられる強度を保ちつつ、持ち運べる軽さと大きさにすることがゼロポッド開発の一番の課題だった。
  • 補助金により、設計を2Dから3Dで行うプロセスに変えた。
  • 自然を壊さず楽しむ世界初の浮床モバイルコテージ「ゼロポッド」を開発した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社MARIO DEL MARE 一級建築士事務所
所在地神奈川県
業種技術サービス業
技術分野立体造形

事業の背景

地元の葉山の海岸に遊歩道を作る計画が持ち上がった際、海岸をブルドーザーでならしてコンクリートを流し込めば、一度壊した自然は元に戻せないと代表の下平氏は考えた。人々の生活は便利になるが失うものも大きいと感じ、自然を壊さない建築を作りたいと考えた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術人が乗っても支えられる強度を保ちつつ、持ち運べる軽さと大きさにすることがゼロポッド開発の一番の課題だった。
  • 生産能力設計は2Dで行っており、試作部品は外注に出していた。

やったこと

補助金により、設計を2Dから3Dで行うプロセスに変えた。3Dプリンタと切削加工機を導入し、今まで外注に出していた試作部品を社内で製作できるようにした。建物は蝶が舞い降りて飛び立った後に何も残さないように、地面に痕跡を残さない浮床構造を目指して開発を進めた。

その他3Dプリンタ
加工機切削加工機
ソフト3D設計ソフト

新しい製品・サービス:浮床モバイルコテージ「ゼロポッド」

事業の効果

自然を壊さず楽しむ世界初の浮床モバイルコテージ「ゼロポッド」を開発した。自然公園の活用促進、自然保護、災害対策を同時に実現する建築として位置づけられている。設計を3D化し、試作部品を社内で製作できるようになったことで、開発体制が強化された。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.1 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性47%
  • これまでの取組との一貫性2

    公開事例からは過去の事業活動との一貫性や経営戦略上の位置づけは読み取れません。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    市場や競合に関する記述はなく、強み・弱みの分析も読み取れません。

  • 課題の認識と解決3

    製品開発の課題として木材の重さで持ち運べる軽さ・大きさにすることが挙げられ、課題認識はうかがえるが、高付加価値化の計画は薄い。

事業の実現可能性36%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは、付加価値額や賃上げの目標値は読み取れません。

  • 事業を進める体制2

    社内で試作部品を製作できるようになったとあるが、体制や人材の記述は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    浮床モバイルコテージという製品の特徴と自然を壊さない理念は読めるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは薄い。

  • 事業化までの道筋2

    2Dから3D設計への変更と3Dプリンタ導入は書かれるが、中長期の遂行スケジュールは読み取れません。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは、財務状況や資金調達の見込みは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    世界初の浮床モバイルコテージで、ゴルフバッグ程度に折り畳めると具体的に書かれており、新市場性がうかがえる。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用3

    自然破壊を抑える建築という社会的意義は読めるが、波及効果や雇用創出の数値は書かれていない。

  • 費用対効果1

    補助金額に対する付加価値や費用対効果の数値は公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献3

    設計の2Dから3Dへの変更や3Dプリンタ・切削加工機の導入でデジタル技術の活用はうかがえるが、業界への貢献は薄い。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは、日本経済の構造転換への寄与は読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    葉山の海岸という地元の話は出るが、地域の経済成長や雇用への言及はほとんどありません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

事業者の声

蝶々のようにそっと地面に降り立ち、飛び立った後には何も残さない

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。