ものづくり補助金平成25年度製造業神奈川県

太陽光発電向け精密板金部品の高精度・高速曲げ加工システムの構築

細谷精機株式会社

成果総リードタイム(太陽光発電機向けパネルの曲げ加工) 435分→235分

この事例のポイント

  • 通信機器や太陽光発電向けの板金は高精度と短納期が求められるが、従来使っていた油圧式ベンダーは加工精度と効率の面で難があった。
  • 最新のベンディングマシンを導入し、曲げ工程の作業分析を行ってボトルネックとなる作業とその所要時間を洗い出した。
  • 総リードタイム(太陽光発電機向けパネルの曲げ加工) 435分→235分。実証加工の結果、太陽光発電機向けパネルの曲げ加工の総リードタイムは435分から235分に短縮され、46%の時間短縮を実…

事業者のプロフィール

事業者名細谷精機株式会社
所在地神奈川県
業種金属製品製造業
技術分野精密加工

事業の背景

通信機器や太陽光発電に用いられる板金は、高精度かつ短納期が求められる。近年、太陽光発電機向け板金や通信機器向け部品のオーダーが大量かつ短納期で入るようになってきた。長く使用してきた油圧式ベンダーは精度が甘く、品質を維持するために技術力のある職人の技量でカバーする部分が多かった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度通信機器や太陽光発電向けの板金は高精度と短納期が求められるが、従来使っていた油圧式ベンダーは加工精度と効率の面で難があった。
  • 品質・精度精度の確保が現場社員の技術やノウハウに大きく頼っていた。
  • 生産能力太陽光発電機向け板金や通信機器向け部品のオーダーが大量かつ短納期で入るようになり、職人の技量でカバーする部分が多いため生産効率が上がらなかった。

やったこと

最新のベンディングマシンを導入し、曲げ工程の作業分析を行ってボトルネックとなる作業とその所要時間を洗い出した。ボトルネック作業をマシンに置き換えると共に、最適な作業手順を組み立てた。当社は最新設備の導入と社員のノウハウを組み合わせ、従来以上に高精度かつ高速の板金曲げ加工システムの構築に成功した。専用の治具も開発し、不適合品の低減も実現した。

加工機最新のベンディングマシン
その他専用の治具

事業の効果

  • 総リードタイム(太陽光発電機向けパネルの曲げ加工) 435分→235分

実証加工の結果、太陽光発電機向けパネルの曲げ加工の総リードタイムは435分から235分に短縮され、46%の時間短縮を実現した。ボトルネック作業をマシンに置き換えたことで生産効率が大きく向上した。曲げ加工の精度も向上し、不適合品も低減した。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.6 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性2

    従来の油圧式ベンダーの精度や技術依存が課題とされ、経営戦略上の位置付けは明示されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    太陽光発電向け板金の大量・短納期オーダーが増えたことに触れるが、自社の強み・競争優位性の記述は乏しい。

  • 課題の認識と解決4

    作業分析でボトルネックを洗い出し、総リードタイムを435分から235分に46%短縮したと具体的に示され、課題認識と解決が読み取れる。

事業の実現可能性60%
  • 付加価値・賃上げの目標5

    総リードタイムを435分から235分へ46%短縮したと数字で示されており、目標と実績の具体性が高い。

  • 事業を進める体制3

    職人の技量に頼る課題や社員ノウハウの活用は読み取れるが、補助事業を遂行する人材や事務体制の詳細は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    通信機器や太陽光発電向け板金の高精度・短納期ニーズは示されるが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。

  • 事業化までの道筋3

    作業分析から設備導入、治具開発までの流れは示されるが、中長期の検証やスケジュールは書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    高精度・高速の板金曲げ加工システムを構築し、不適合品低減と46%の時間短縮を実現しており、高水準の高付加価値化が読み取れる。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 費用対効果3

    46%の時間短縮と精度向上の成果は示されるが、補助金投入額に対する付加価値額や費用対効果の数字はない。

  • イノベーションへの貢献3

    最新のベンディングマシン導入と作業分析による改善は読み取れるが、デジタル技術や地域・サプライチェーンへの貢献は書かれていない。

政策面30%
  • 成長分野への進出2

    太陽光発電や通信機器向け板金という成長分野への関わりはうかがえるが、構造転換への言及はない。

  • 地域経済への波及1

    公開されている事例からは読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。