ものづくり補助金平成25年度製造業神奈川県

高齢者を対象にした見守りロボットの開発及び試作

株式会社モーションコアテクノロジー

この事例のポイント

  • 産業機械装置の制御盤・制御基盤の設計・製作を主力としてきたが、下請けとしての発注が多く、このままでは将来的に淘汰されるおそれがある。
  • 補助事業では、高齢者を対象にした「見守りロボット」の試作開発に取り組んだ。
  • 高齢者を見守る高機能ロボットの試作開発を通じて、制御盤の下請け一辺倒から脱し、自社ブランド製品を展開する第2の柱を作る足がかりを得た。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社モーションコアテクノロジー
所在地神奈川県
業種電気機械器具製造業
技術分野情報処理

事業の背景

当社は産業機械装置の制御盤、制御基盤の設計・製作を主力事業としている。「良いハード」「良いソフト」「良質なメンテナンス」の3つの「良」を心掛けて製品開発に取り組み、多くの顧客から高い評価を得て取引が続いている。一方で下請けとしての発注が多く、将来への不安があった。増え続けるお年寄りのひとり暮らしや老々介護という社会の動きを背景に、高齢者向けの見守りロボットの開発に取り組んだ。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力産業機械装置の制御盤・制御基盤の設計・製作を主力としてきたが、下請けとしての発注が多く、このままでは将来的に淘汰されるおそれがある。
  • 新製品・新技術第2の柱となる事業を立ち上げ、自社ブランド製品を展開したいと考えていた。

やったこと

補助事業では、高齢者を対象にした「見守りロボット」の試作開発に取り組んだ。当社のこれまでの主力事業とはまったく性格の異なる製品であるが、社長の理解を得て、社内でも協力的な雰囲気の中で開発を進めた。見守りロボットには「ほーほーくん」(仮)という名称を付けている。

新しい製品・サービス:高齢者向けの見守りロボット「ほーほーくん」(仮)

事業の効果

高齢者を見守る高機能ロボットの試作開発を通じて、制御盤の下請け一辺倒から脱し、自社ブランド製品を展開する第2の柱を作る足がかりを得た。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.1 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    下請け中心の制御盤事業の将来を懸念し、第2の柱として見守りロボットを立ち上げたと書かれている。ただし既存事業とは性格が異なると明記されている。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    増え続けるお年寄りのひとり暮らしや老々介護という外部環境を挙げ、「良いハード・良いソフト・良質なメンテナンス」という強みに触れている。

  • 課題の認識と解決3

    下請けが多く今のままでは淘汰されると課題を認識し、自社ブランド製品で解決を図る方向が示されている。数値的な実効性までは書かれていない。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制2

    社長の理解を得て社内的に協力的な雰囲気の中で開発を進めたとあるが、人材や事務体制の具体は書かれていない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    高齢者向け見守りロボットという製品と、ひとり暮らしや老々介護世帯というニーズの背景は書かれているが、ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。

  • 事業化までの道筋2

    高齢者対象の見守りロボットの試作開発に取り組んだとあるが、スケジュールや課題解決の方法は書かれていない。

  • 財務と資金の調達2

    補助金により資金面のハードルが下がったと述べられているが、財務状況や金融機関からの調達の見込みは書かれていない。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    主力事業とまったく性格の異なる見守りロボットへの挑戦とあるが、分野の普及度や高付加価値化の水準は書かれていない。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用2

    高齢化によるひとり暮らしや老々介護の増加という社会課題への対応は書かれているが、波及効果や雇用創出は書かれていない。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献2

    高齢者を見守る高機能ロボットを開発し自社ブランドを目指すとあるが、デジタル技術の活用や地域への貢献は具体的に書かれていない。

政策面40%
  • 成長分野への進出3

    高齢化が進む中で異分野の見守りロボットに進出したと書かれており、成長分野への転換の意図はうかがえる。

  • 地域経済への波及1

    公開されている事例からは読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

事業者の声

資金面のハードルが下がる事はとても魅力的ですし、ここで諦めてはいけないと思い、事業計画をもう一度見直して書類を作成したところ、2次公募で無事に採択されました。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。