回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社 アサヒ
成果内面研磨の所要時間(1個あたり) 9分→6分
| 事業者名 | 株式会社 アサヒ |
|---|---|
| 所在地 | 新潟県 燕市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 接合・実装,表面処理,立体造形 |
| 従業員数 | 38人 |
| 資本金 | 4,100万円 |
| 設立 | 1970年 |
当社は燕市で金属洋食器の製造を行い、新潟県・燕の研磨技術が評価されている。一昨年、石川県の漆器メーカーと共同で、ステンレスカップの表面に漆(山中塗)加工を施す異素材結合の技術を開発し販売に至った。販売後は業界の注目度が高く売れ行きも好調で、当社の生産キャパシティに対して約2倍の発注が寄せられた。
抱えていた課題
やったこと
従来は内面研磨をすべて手磨きで行っていたため、カップ内面研磨機(自動研磨装置)を導入し、手磨きの2工程を機械化した。手作業と同様の研磨レベルを再現するため試作を重ね、手作業と同じ品質・仕上がりを得られるまで調整した。本設備は1人で2工程分の機械操作ができ、人件費のコストダウンにもつながった。そのうえで、削減したコストを活用して研磨技術継承のための新規雇用を行った。
| 加工機 | カップ内面研磨機(自動研磨装置) |
|---|
新しい製品・サービス:ステンレスの表面に漆(山中塗)加工を施したシーマ(漆磨)カップ
自動研磨装置の導入により、手磨きの2工程が機械化され、生産効率が向上して納期が短縮された。手作業と同等の品質・仕上がりも再現できた。その結果、受注数量と売上高が増加し、人件費の削減が可能となって新規雇用にもつながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
燕の研磨技術と金属洋食器製造の蓄積、石川県の漆器メーカーとの共同開発による異素材結合という一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
業界の注目度が高く、当社の生産キャパシティの2倍程度の発注があったと具体的に書かれており、強みと市場動向が示されている。
受注に生産が追いつかず納期遅れが課題と明示され、自動研磨装置導入で高付加価値化と受注拡大を図る方向が示されている。
内面研磨の1個あたり9分が約6分に短縮、1日約60個が約100個に増えると具体的な数値目標と実績が示されている。
職人の高年齢化や技術指導の時間確保、新規雇用への取組がうかがえるが、事業遂行の体制や人材の詳細は書かれていない。
ビール注ぎ時のきめ細かい泡立ちという製品特性や、ジャパンブランドとしての伝統技術の組み合わせ、インバウンドでの好評が示されている。
構想から約2年を要し試作を重ねて手作業と同様の仕上がりを再現したと経緯は書かれているが、今後の中長期の遂行計画は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
漆とステンレスの異素材結合で手磨きと同等の仕上がりを量産化する点が、同分野で高付加価値化を図るものと読み取れる。
地場産業である燕の研磨技術の継承と新規雇用の創出が目的に含まれ、地域的な意義がうかがえる。
生産効率向上、売上増加、人件費コストダウン、新規雇用につながったと述べられているが、投入額に対する数値的な費用対効果は示されていない。
異素材結合や伝統工芸との共同開発は見られるが、先端的なデジタル技術やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
燕の研磨技術と石川県の山中漆器を組み合わせ、伝統技術の共宴として地域の特性を活かした高付加価値製品と雇用創出が示されている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後も国内市場の開拓を進めつつ、ジャパンブランドをアピールしたデザインで国際競争力を高めていく。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
大型製品の加工に対応するため、マシニングセンタを導入した。