回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社 ユー・アイ工業
成果加工時間 6.7分→1.617分
| 事業者名 | 有限会社 ユー・アイ工業 |
|---|---|
| 所在地 | 新潟県 上越市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 25人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1981年 |
当社は非鉄金属(真鍮・砲金・銅)の加工を得意とする金属製品製造業である。空気圧機器(エアー配管接続金具)などの各産業分野で、小型の内径六角品は構造改革に伴い需要が期待される状況にあった。一方、非鉄分野(真鍮・銅・SUS・アルミ)では外径六角加工品が主力で、内径六角品は量産されていなかった。
抱えていた課題
やったこと
真鍮材を用い、切削加工技術で加工機の特性を生かした専用プログラムと専用刃物による複合加工で六角加工を行い、加工時間の短縮と高品質化に向けて最適なレイアウトを設定した。NC操作プログラミングの研修を経て、真鍮材で内径六角3mm穴の試作開発を行い、試作品を客先に提出して合格を得た。導入機はシチズンマシナリーA-32VⅡPLである。
| 加工機 | シチズンマシナリー A-32VⅡPL |
|---|
新しい製品・サービス:真鍮小型サイズの内径六角ボルト品(内径六角3mm穴の試作品を含む)。自社製品として内径六角穴サイズ1.5mm〜10mmを開発し、全国100社にサンプルを発送した。
加工機が2台から1台になり、段取時間などを削減できた。内径六角部のずれが改善され、寸法公差が安定して全体の品質が安定した。最小の内径六角品の製品化により部品組込み締付け継手への採用が見込まれ、製品の小型化と組立て部品の軽量化によるコストダウンも期待される。今後はエアー部品や医療・環境・ガス・水道・電気・自動車部品への供給、締付け継手の市場開拓を目指す。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
空気圧機器向け内径六角品の量産化を目指すとあるが、過去の取組との一貫性や経営戦略上の位置付けは書かれていない。
既存の外径六角加工品が主力という自社の状況と、小型内径六角は量産されていない市場の空きが明記され、強みを活かす記述がある。
内径六角加工の困難さがコストアップの原因と課題化され、2台から1台への集約や加工時間75%削減で解決策が具体的に示されている。
加工時間75%削減、加工数3.7倍、段取時間53%削減など数字つきの目標と成果が示され、付加価値向上の根拠として読み取れる。賃上げ目標は書かれていない。
NC操作プログラミングの研修を経て試作を行ったと記述があるが、人材や事務処理体制の具体的な記載は薄い。
顧客は部品組込み締付け継手で、客先合格を得たこと、全国100社へサンプル発送したことが書かれ、ターゲットとニーズの裏付けがある。
独自製品の商品化、締付け継手の市場開拓を進める流れは示されるが、スケジュールや課題解決方法の詳細は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
小型内径六角品は量産されていなかった分野で、加工困難な製品を製品化して同分野で高付加価値化を図る内容が読み取れる。
空気圧機器や医療・水道など幅広い分野への供給期待は書かれるが、国が補助する波及効果や雇用創出の記述は薄い。
加工時間や加工数の改善数値は示されるが、補助金投入額に対する付加価値増加額など費用対効果の記述はない。
CNC自動旋盤の複合加工によるレイアウト最適化は書かれるが、デジタル技術の活用や地域・サプライチェーンへの貢献は限定的に読み取れる。
空気圧機器や医療・環境分野への進出がうかがえるが、日本経済の構造転換に資するかは書かれていない。
新潟県上越市での事業とうかがえるが、地域の特性を活かした付加価値や雇用創出の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
最小の内径六角品の製品化で締付け継手の市場開拓を実現し、トップメーカーを目指す。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%