ものづくり補助金平成25年度卸売業、小売業富山県

遠赤外線回転火入機による製茶生産工程集約、これに伴う原価低減と売上拡大

株式会社藤岡園

成果ほうじ茶火入れ作業の外注比率 90%→40%

この事例のポイント

  • 生産工程が外注を含めて数カ所に分散しており、外注費の面で不満があった。
  • 2015年1月に遠赤外線回転火入機を導入した。
  • ほうじ茶火入れ作業の外注比率 90%→40%。ほうじ茶の火入れ作業の外注比率が約90%から40%に減り、外注にかかわる各種のコストを削減できた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社藤岡園
所在地富山県 射水市
業種飲食料品小売業
技術分野材料製造プロセス
従業員数88人
資本金1,000万円
設立1878年

事業の背景

当社は富山県内で日本茶などの販売店を6店舗、酒類の販売店を2店舗、抹茶を使ったドリンクやスイーツを提供するカフェを2店舗、フランチャイズのカフェを4店舗経営している。日本茶を急須で入れる人は減っていると言われるが、ペットボトル入りを含めた日本茶の消費量は逆に増加している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • コスト・採算生産工程が外注を含めて数カ所に分散しており、外注費の面で不満があった。
  • 品質・精度外注に委託すると品質について妥協せざるを得ないケースがあった。
  • 生産能力顧客の要望に応える特注品や新商品の試作を迅速に行える体制がなかった。

やったこと

2015年1月に遠赤外線回転火入機を導入した。購入にあたってバーナーを強化し、回転スピードや温度、センサーの配置などに多くの改良・調整をほどこした。バーナーの強さやガス圧、火入の温度などの適性値は季節や気候によっても変動するため、実験を繰り返して最適な設定を探り出した。導入後は、新製品の試作として焼き加減の異なるサンプルを複数作って比較できるようになった。店舗スタッフの提案を受けて、水出しほうじ茶のティーバッグタイプを開発した。

新しい製品・サービス:ティーバッグタイプの水出しほうじ茶

事業の効果

  • ほうじ茶火入れ作業の外注比率 90%→40%

ほうじ茶の火入れ作業の外注比率が約90%から40%に減り、外注にかかわる各種のコストを削減できた。新製品の試作を迅速に比較できるようになり、製品開発の速度が飛躍的に向上した。自社作業では納得のいくまで検討できるため品質の向上にもつながり、顧客の要望に応じたマイナーチェンジも迅速に行えるようになった。夏季には提案から短期間で商品化した水出しほうじ茶が好調な売り上げを記録し、業績にも現れた。

今後の展望

今回の内製化を機に、本社と離れているパッケージ部門を集約するなど、さらなるシステム化を具体的に検討したいと考えている。既存製品や新製品の品質向上で自社ブランドが強化された場合には、雇用を増やして個々のスタッフの負担軽減にも取り組みたいと考えている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。