回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
高岡明光化成株式会社
成果バー材の最大生産寸法 100mm角→150mm角
| 事業者名 | 高岡明光化成株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 富山県 高岡市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工,製造環境,複合・新機能材料 |
| 従業員数 | 30人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1991年 |
1991年に明光化成株式会社の関連会社として起業し、アルミサッシ用の軟質塩化ビニル製建築用ガスケットの生産から事業を始めた。2000年に樹脂サッシの生産を始め、現在は樹脂サッシのバー材が売上の約8割を占めている。樹脂サッシの需要は、2009年から2014年まで3回にわたる省エネ住宅エコポイントの追い風もあり、新設住宅着工件数が横ばいの中でも増加傾向にあった。
抱えていた課題
やったこと
従来の65mm押出機に加えて、新たに90mm押出機(スクリュー2本)を導入し、新規の押出ラインを設置した。新ラインは90mm押出機、冷却水槽、引取機、切断機に加え、第2金型用の真空ポンプとコンプレッサーで構成した。これにより従来の100mm角までの生産から、150mm角程度までのバー材を生産できるようになった。
| 加工機 | 90mm押出機(スクリュー2本) |
|---|---|
| その他 | 冷却水槽 |
| 加工機 | 引取機 |
| 加工機 | 切断機 |
| その他 | 第2金型用真空ポンプ・コンプレッサー |
新しい製品・サービス:大型の樹脂サッシ用バー材
新たな90mm押出機を含む新ラインの導入により、これまでできなかった大型のバー材生産が可能になった。バー材の最大生産寸法は100mm角から150mm角程度に拡大した。取引先メーカーからも好評を得ており、新ラインの生産量は樹脂サッシ全体の約1割を占めるまでになった。ただし、まだフル稼働には至っていない。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
2000年の樹脂サッシ生産開始、2002年の木粉入り樹脂製品参入、16年の12系列体制など事業の経緯は読み取れる。経営戦略上の位置付けは明示されていない。
樹脂の熱伝導率がアルミの約1000分の1で結露しにくいこと、ヨーロッパ・アメリカでの普及、得意先からの大型化要望など外部環境と強みが具体的に書かれている。
65mm押出機では100mm角までしか生産できず大型化が不可能という課題と、90mm押出機で150mm角程度まで対応という解決策が示されている。付加価値向上の数値目標は薄い。
樹脂サッシの割合を2割に高めることを当面の目標とするとあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員30人、資本金1,000万円、設立の経緯は書かれているが、補助事業を遂行する人材や事務体制の具体的記述は少ない。
高断熱・省エネ・高デザイン性のニーズ、色相や木目の柄の豊富さがユーザーに評価されている点など、顧客ニーズと選ばれる理由が具体的に書かれている。
新ラインの導入と今後の展望はあるが、中長期の課題検証や遂行スケジュール、課題解決方法の詳細は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
樹脂サッシは普及途上で、オール樹脂サッシは日本でまだ少ないと書かれている。高水準の高付加価値化を示す記述は薄い。
木粉入り樹脂製品や建築用ガスケットを含む地域の事業として新規の雇用や需要に触れるが、波及効果の具体的な数値は示されていない。
投資額や付加価値増加、生産性向上の数値は書かれていない。大型品生産が可能になったことのみ記載されている。
押出機の大型化による生産能力向上は書かれているが、先端的なデジタル技術の活用や新しいビジネスモデルへの言及はない。
建材以外の自動車や家電など産業分野への展開を見据えるとあるが、構造転換への寄与は具体的に書かれていない。
高岡市の地元有志4人で起業し、地域の事業として成長した経緯は読み取れるが、地域経済の牽引効果の数値は示されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
現在は樹脂サッシの需要が好調なため、主力の樹脂サッシに生産能力の大半を集中している。親会社を通じた営業で受注拡大を図るとともに、樹脂サッシの割合を2割に高めることを当面の目標としている。将来的には、蓄積した技術力を生かし、建材以外の自動車や家電など産業分野への事業展開も見据えている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
大型製品の加工に対応するため、マシニングセンタを導入した。