回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
加州工業株式会社
成果従来のマシニングセンタ使用時と比較して約60%の時間短縮を達成した。
| 事業者名 | 加州工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 石川県 白山市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 25人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1964年 |
同社はエアージェット式織機の経糸開口フレームを主に製造しており、フレーム類は高速で激しい振動荷重を受けながら長時間運転される。そのため、フレームの取付け穴の加工品質がフレームの寿命を左右する。現在、フレームに高精度で開ける62個の穴あけは、大型の3軸ドリルユニットを装着した長尺マシニングセンタで加工しており、加工時間がかかっている。
抱えていた課題
やったこと
ライダーレスフレームの穴明けを丸穴部と座繰り穴部の2グループに分け、グループごとに専用の位置決めと加工を短時間で行えるシステムを開発した。汎用ドリリングマシンを用いることで、加工精度を落とさずに時間短縮と加工機の低コスト化を実現した。本補助事業で開発した加工機は1度に16箇所の同時加工を行い、加工テーブルを水平に移動させて2回目の加工を行う方式である。
| 加工機 | 本補助事業で開発した加工機(穴明け用ドリリングシステム) |
|---|---|
| 加工機 | 汎用ドリリングマシン |
本システムの導入により、ライダーレスフレームの穴明・座繰加工時間を従来のマシニングセンタ使用時と比べて約60%短縮できた。加工精度を維持しながら加工時間を短縮でき、加工機のコストも抑えられた。今後は本システムを用いたより効率の高い運用方法を検討し、受注数を伸ばしたいとしている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
エアージェット式織機の経糸開口フレームを主に製造しているとあり、既存事業との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは書かれていない。
受注競争が激しく、ユーザーからのコストダウン要求があると書かれているが、強み・弱みの分析や競争優位の記述は見当たらない。
加工時間がネックで生産数量が制限されていると課題が明示され、穴明け時間を約60%短縮した成果も示されている。
加工時間の約60%短縮という数値目標・実績はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
補助事業の実施体制や人材、事務処理能力に関する記述は事例にほぼ見当たらない。
高品質・低コスト・納期の要求に応えるという方向性は書かれているが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは具体性が薄い。
丸穴と座繰り穴の2グループ分け、16箇所同時加工といった方法は示されるが、中長期のスケジュールや検証過程は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
汎用ドリリングマシンを用いた低コスト化は示されるが、普及度や高付加価値化の水準は事例からはうかがえるに留まる。
公開されている事例からは読み取れません。
加工機の低コスト化と加工時間約60%短縮により、投資に対する効率向上が具体的な数値で示されている。
同時加工や加工機の低コスト化は書かれるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献はうかがえない。
公開されている事例からは読み取れません。
白山市の金属加工事業者であることは示されるが、地域の特性を活かした付加価値創出や雇用面の記述はない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は本システムを用いた更に効率の高い運用方法を検討し、受注数を伸ばしていきたい。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。