回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社イッセイ
成果工程、段取替えによる時間を約45%短縮
| 事業者名 | 株式会社イッセイ |
|---|---|
| 所在地 | 石川県 金沢市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 35人 |
| 資本金 | 4,500万円 |
| 設立 | 1951年 |
当社は搬送治具部品や取り付け治具などの機械加工を手がけ、機械加工品質の要求に治具の工夫や複雑形状・高精度部品の加工ノウハウを積み重ねて対応してきた。最近は顧客の要求が「より高精度、より低コスト、より短納期」へと厳しくなっている。システム構築前は汎用旋盤で加工後、MCで加工完了となり、3工程を要していた。
抱えていた課題
やったこと
「旋盤をベースとした高剛性・高精度CNC複合工作機械」を導入し、1チャック(一度の段取り)で多工程の連続加工を行えるシステムを構築した。これにより工作機械部品及び搬送システム用部品を短納期・低コストで高精度に製作できるようになった。構築前は汎用旋盤とMCの3工程で、段取替えや精度を出すための調整に多くの時間を要していた。構築後は工程と段取替えによる時間を約45%短縮し、加工者が変わらないため連絡不備による加工不良の心配もなくなった。熟練者が段取替えや心出し、調整に頼ってクリアしていた精度を、より高精度かつ1チャックのみで加工することに成功した。
| 加工機 | 旋盤をベースとした高剛性・高精度CNC複合工作機械 |
|---|
1チャックで多工程を連続加工できるシステムにより、複雑形状部品を高精度かつ短納期で製作できるようになった。実加工時間が短縮されコスト削減を達成し、多工程の段取替えや心出しが減ったことで熟練者に頼らず加工できるようになった。1チャック多工程加工により省人化も達成した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
搬送治具や取付治具の加工実績と熟練技能の蓄積が書かれ、過去の取組との連続性はうかがえるが、経営戦略上の位置づけは明記されていない。
顧客要求が高精度・低コスト・短納期へ変化し受注に結びつかないケースが増えたと書かれ、外部環境と弱みは示されるが強みの活用は薄い。
工程・段取替えによる時間を約45%短縮し、1チャックで多工程連続加工を実現したと数字つきで課題解決策が示されている。
約45%の時間短縮など目標に近い数字はあるが、付加価値額の目標や賃上げ目標は示されず、実現可能性の根拠は薄い。
従業員35人の会社で、加工者が変わらないことや熟練者の技能に触れる程度で、補助事業を遂行する体制の詳細は書かれていない。
短納期・低コスト・高精度という選ばれる理由は読み取れるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは具体的に書かれていない。
導入後の成果は書かれているが、中長期の検証や遂行スケジュール、課題解決の段取りは事例からうかがえない。
公開されている事例からは読み取れません。
複雑形状・高精度部品の加工を強みとし高付加価値化をめざす姿勢はうかがえるが、市場での希少性や高価格化の数字は示されていない。
搬送システム用部品の製作を通じた製造基盤の強化はうかがえるが、波及効果や雇用創出などの国が補助する理由は書かれていない。
約45%の工程時間短縮やコスト削減の成果は示されるが、補助金額に対する付加価値増加の数字は書かれていない。
高剛性・高精度CNC複合工作機械の導入が書かれるが、デジタル技術の活用や地域・サプライチェーンへの貢献は明示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
金沢市の企業であることは分かるが、地域の特性を活かした付加価値や雇用創出の記述は事例に見当たらない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
最新型のレーザー加工機を導入し、カートリッジ式レンズホルダーを採用した。
効果:レンズ交換時間 25分→5分