ものづくり補助金平成25年度製造業福井県

生産設備新設及びソフト導入による医療機器部品の販売拡大

手賀精工株式会社

成果加工までの段取り時間が約1時間、12.5%改善された。

この事例のポイント

  • 増加する受注に対して機械が不足し、顧客から納期改善を求められていた。
  • 現有2台と本事業で新規導入する1台の計3台の機械に、マシンシミュレーションソフトを導入した。
  • 加工までの段取り時間が約1時間、12.5%改善された。シミュレーションソフトの導入で段取りがデジタル化され、加工までの段取り時間が約1時間、12.5%改善された。

事業者のプロフィール

事業者名手賀精工株式会社
所在地福井県 鯖江市
業種金属製品製造業
技術分野精密加工
従業員数40人
資本金2,000万円
設立1956年

事業の背景

手賀精工は眼鏡部品に加え、近年は高精度加工技術を生かして医療部品などにも事業分野を拡大している。主力は眼鏡用の蝶番やリムロックなどで、その製造設備は自社開発してきた。内視鏡部品を製造しているが、受注は増加傾向にあった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力増加する受注に対して機械が不足し、顧客から納期改善を求められていた。
  • 人手・技能段取り(機械や工具、加工品との衝突検証、プログラム作成)を手作業で行うため長時間を要していた。
  • 品質・精度段取りの手作業により機械の損傷や入力ミスなどのリスクがあった。

やったこと

現有2台と本事業で新規導入する1台の計3台の機械に、マシンシミュレーションソフトを導入した。作業工程のプログラムを自動作成・転送できるようにし、プログラム作成時の人為的ミスと確認作業をなくした。衝突検証もコンピューター上で実施できるようになった。CNC自動旋盤を導入し、制御軸の早送り速度の向上と背面主軸回転速度などの高速化を図った。

  • ソフトマシンシミュレーションソフト
  • 加工機CNC自動旋盤マシニングセンタ

新しい製品・サービス:内視鏡部品の小型化、手術用ロボットの部品、歯科関係の器具などの開発

事業の効果

  • 加工までの段取り時間が約1時間、12.5%改善された。
  • 30分の時間短縮。
  • 15秒短縮。
  • 生産性が12%向上。

シミュレーションソフトの導入で段取りがデジタル化され、加工までの段取り時間が約1時間、12.5%改善された。CNC自動旋盤の導入により加工サイクルタイムが一工程当たり15秒短縮され、生産性は12%向上した。顧客への納期が改善され、受注機会と新分野への業務拡大にもつながった。

今後の展望

より小型の内視鏡部品の開発を進めるとともに、既存顧客以外からの類似部品の引き合いもある。手術用ロボットの部品や歯科関係の器具の開発にも携わる。今後も省力化・自動化と微細・高精度加工をさらにレベルアップさせ、より高精度な加工に挑戦していく。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。