3Dレーザースキャナ導入による測量業の生産性の向上と短納期化の実現
従来の測量業務の作業効率や安全性などを改善するため、3Dレーザースキャナーを導入した。
効果:測量時間(一箇所あたり) 120分→15分
株式会社 日独宝石研究所
成果計測時間 1倍→0.083倍
| 事業者名 | 株式会社 日独宝石研究所 |
|---|---|
| 所在地 | 山梨県 甲府市 |
| 業種 | 技術サービス業 |
| 技術分野 | 測定計測 |
| 従業員数 | 8人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 1995年 |
父の古屋正司氏は宝石貴金属業のかたわら石や鉱石を長年収集しており、産地もはっきりした約15000点の標本が会社の財産として残っていた。宝石鑑別では産地検査が求められているが、同じ色や透明度でも産地によって価値が異なるため、産地の判断が特に重要になっている。
抱えていた課題
やったこと
最新の蛍光X線分析装置を導入した。この装置はターレットに12個の測定器を備え、従来緩慢だった計測時間が単純に1/12になり、測定時間は劇的に短縮された。自社が所蔵する標本石合計6180石のうち、主要な宝石種3105石と鑑別の比較的多い宝石種3075石を計測し、宝石の種類ごとに52種類の分類パターンを構築した。そのうち成分だけで主要な産地が分類できるものは28種、顕微鏡検査など通常の鑑別業務と合わせて分類できるものは16種、産地が限定できるが十分特定できないものは8種となった。これらのデータベースにより、微量元素の含有量から宝石の産地を判断する産地検査の方法を確立した。
| 検査測定 | 蛍光X線分析装置 |
|---|
新しい製品・サービス:蛍光X線分析装置を用いて宝石中の構成元素を計測し、その含有量に基づいて行う低コストで迅速な宝石の産地検査の方法
高精度かつ高速な成分分析により、有力な産地情報を得られるようになった。これまで検査項目が多く、コストと時間がかかっていた産地検査を低コストで実現できるようになった。計測時間が大幅に短縮され、鑑別の時間コストを下げて品質保証と価値の訴求に役立てられるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
父の代からの標本収集と鑑別研究の経緯は書かれているが、経営戦略上の位置付けを示す記述は薄い。
標本石6180石・産地データベース52分類など自社の具体的な強みが数字で示され、競争優位の根拠として読み取れる。
産地検査に時間と手間がかかる課題を示し、蛍光X線装置で計測時間が1/12になると具体的に解決策を述べている。
計測時間1/12という数字はあるが、付加価値や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員8人(パート5名)と記載があるが、補助事業を遂行する体制の詳細は書かれていない。
産地検査の需要と、産地で価値が変わる宝石の特性が具体的に説明され、顧客ニーズの裏付けがうかがえる。
データベース作成や分析手法の確立という流れは示されるが、スケジュールや課題解決の方法は詳しくない。
公開されている事例からは読み取れません。
産地検査の高精度化は一般的に普及していない分野で、従来の検査との差が具体的に述べられている。
鑑別の時間コスト短縮と品質保証への寄与がうかがえるが、経済波及や雇用創出は書かれていない。
検査項目の削減による低コスト化は述べられるが、投入額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
蛍光X線分析装置の活用は読み取れるが、業界全体のイノベーションへの貢献までは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
山梨県甲府市に所在することはわかるが、地域特性を活かした経済成長への言及は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
手先は器用です。ものづくりは好きですね。この装置にもいろいろ工夫を加えています。
公式の事例集より(原文のまま)
従来の測量業務の作業効率や安全性などを改善するため、3Dレーザースキャナーを導入した。
効果:測量時間(一箇所あたり) 120分→15分
3次元CADを用いたBIM環境システムを導入し、ひとつの設計案件に対してチーム全員で同時に作業を進める体制を整えた。
効果:設計人工の削減を目指した。
地上型の3Dレーザスキャナ3機を導入し、現場で一括して計測することで、ひび割れ・わだち・切削量・縦横断の調査結果を得られるようにした。
効果:測定精度(メッシュ) 20m→0.05m