ものづくり補助金平成25年度製造業山梨県

インサート成形用金型技術による空中浮遊用軽量バルブの試作開発

有限会社サンテック

成果1個あたりの重量 1.3グラム→0.8グラム

この事例のポイント

  • 中国製の既存品は1個1.3グラムあり、これに対抗するため約0.8グラム程度までの軽量化が必要だった。
  • 金型製作工程に小型マシニングセンター(ロボドリル)を導入し、射出成形工程には成形機を導入した。
  • 1個あたりの重量 1.3グラム→0.8グラム。軽量化により風船の空中浮遊時間の伸長を実現し、取引先から一定の評価を得た。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社サンテック
所在地山梨県 道志村
業種プラスチック製品製造業
技術分野精密加工
従業員数8人
設立1972年

事業の背景

有限会社サンテックは1972年創業のプラスチック射出成形と金型製造を一元化した事業者である。主力はプラスチック風船棒の製造で、以前は中国で多く作られていたが、安全面への配慮から国内生産に切り替えてきた。プラスチックの安全性が評価され、受注量も増加傾向にある。その風船関連製品の第二弾として、風船に使うバルブの試作開発を検討してきた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術中国製の既存品は1個1.3グラムあり、これに対抗するため約0.8グラム程度までの軽量化が必要だった。
  • 人手・技能従来はバルブ用とエラストマー用の金型を別々に作り、成形後にバルブへエラストマーを手作業で組み込んでいた。
  • コスト・採算1個あたりの原材料使用量を減らす必要があった。

やったこと

金型製作工程に小型マシニングセンター(ロボドリル)を導入し、射出成形工程には成形機を導入した。成形機の後工程を改良し、インサート成形用金型技術でバルブとエラストマーを一体で成形し、バルブへのエラストマー組み込み工程を自動化した。エラストマー部品は数種類の材料の硬さを検証し、空気が抜けにくく注入速度も従来品並みになる最適な材料を選定した。2024年10月から翌年5月にかけて金型製作・修正とバルブ成形を計4トライ実施し、取引先に試作品を見せて評価を依頼した。

  • 加工機小型マシニングセンターロボドリル射出成形機

新しい製品・サービス:ゴム風船空中浮遊用軽量バルブ

事業の効果

  • 1個あたりの重量 1.3グラム→0.8グラム

軽量化により風船の空中浮遊時間の伸長を実現し、取引先から一定の評価を得た。バルブの組み立て工程を自動化したことで手作業による組み込みが不要になった。1個あたりの原材料使用量も減らせる見込みで、コストの低減につながる。一方で量産化には不良率の低減など工程のさらなる改良が必要である。

今後の展望

今後も改良を重ね、量産化を早期に実現したいと考えている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。